松竹梅 白壁蔵 生酛純米

しょうちくばい しらかべぐら きもとじゅんまい

2026.10.31

伝統的な生酛造りが生む力強い旨味と奥行きを備えた純米酒

松竹梅ブランドの技術力を象徴する『松竹梅 白壁蔵 生酛純米』は、昔ながらの生酛造りを現代的な衛生管理のもとで再構築した一本です。生酛は、乳酸菌を自然に育てて酒母を造る伝統技法で、手間と時間がかかる反面、米の旨味を深く引き出し、力強い酸を伴う複雑な味わいを生み出します。

原料米には国産米を用い、精米歩合は純米酒として適度に磨きつつ、米本来の個性を残す設計。醸造は白壁蔵の低温発酵管理により、雑味を抑えながら生酛らしい骨格を丁寧に表現しています。

味わいは、ふくらみのある旨味としっかりした酸が調和し、キレの良さが後口を引き締める食中向けのスタイル。燗にすると酸がまろやかに広がり、より深いコクが楽しめるのも魅力です。生酛の伝統と現代技術が融合した、力強さと上品さを併せ持つ純米酒です。

■飲み方あれこれ!!

熱燗(50℃):

生酛らしい力強い酸が最も美しく立ち上がり、米の旨味がふくらむ温度帯。香りは穏やかだが奥行きがあり、食中で抜群の相性を見せる。

上燗(45℃):

酸がやや丸みを帯び、旨味とのバランスが整う。生酛特有の骨格を保ちながら、口当たりが柔らかくなるため、幅広い料理に寄り添う味わいになる。

ぬる燗(40℃):

穏やかな酸とふくよかな旨味が調和し、落ち着いた印象に仕上がる。生酛の複雑さが優しく開き、ゆったりとした余韻を楽しめる温度帯。

おすすめのマリアージュ

●鰤の照り焼き:

生酛由来の力強い酸が脂の甘みを引き締め、照り焼きの濃い旨味と調和する。後口は軽やかで、魚の香ばしさをより引き立てる。

●牛すじ煮込み:

深いコクと柔らかな旨味が、牛すじの濃厚な旨味と重なり合う。生酛の酸が重たさを抑え、余韻に心地よい広がりを与える。

●焼き鳥(もも・タレ):

タレの甘辛さに負けない骨格があり、旨味の層が厚く感じられる。温度を上げると酸が丸くなり、肉のジューシーさを包み込む。

●きのこのホイル焼き:

きのこの香りと旨味に、生酛の複雑な味わいが寄り添う。穏やかな酸が素材の滋味を引き立て、落ち着いた余韻が続く。

▶「宝酒造株式会社 白壁蔵」のこと

「宝酒造株式会社 白壁蔵」は、京都に本拠を置く宝酒造が2001年に兵庫県西宮市に開設した清酒蔵で、同社が長年培ってきた醸造技術を現代的な設備と融合させるために設計された蔵である。白壁の名を冠する通り、かつて灘五郷で広く見られた白壁土蔵の意匠を受け継ぎつつ、最新の衛生管理と温度制御システムを備え、安定した酒造りを可能にしている点が大きな特徴である。

「宝酒造」は焼酎・みりん・酒類全般で知られる総合酒類メーカーだが、白壁蔵はその中でも“手造りの精神を現代に再現する”ことを目的に据え、伝統技法を科学的に検証しながら再構築する場として機能している。

日本酒造りでは、原料米の選定から精米、洗米・浸漬、麹造り、酒母造り、もろみ発酵まで一貫して温度と衛生を厳密に管理し、雑味の少ないクリアな酒質を目指している。特に麹造りでは、従来の手作業の勘を数値化し、温度・湿度を精密に制御することで、安定した糖化力と旨味を引き出す麹を育てている。

また、生酛や山廃といった古式酒母の研究にも積極的で、自然の乳酸菌を活かした複雑で力強い味わいを、現代的な衛生環境の中で再現する取り組みも続けている。白壁蔵の酒は、米の旨味を丁寧に表現しつつ、キレの良さと透明感を併せ持つ酒質が特徴で、食中酒として幅広い料理に寄り添う仕上がりとなっている。

Data

生産者:宝酒造株式会社 白壁蔵

住所:兵庫県神戸市東灘区青木2-1-28

創業:1842年(天保13年)

TEL:078-452-2851

URL:https://www.takarashuzo.co.jp (宝酒造公式サイト・直接注文可)

特定名称:純米酒

原料米&精米歩合:麴米・掛米ともに国産米70%

アルコール度数:15%

酵母: ―

日本酒度:+2

酸度:1.2

容量: 640ml(瓶)、1800ml(瓶)

 

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