きれい だいぎんじょう はじめ
2026.06.21
すっと消えるような余韻が心地よい上質な一本
『亀齢 大吟醸 創』は、広島・西条の老舗蔵が培ってきた技と感性を結集して生み出された、気品と奥行きを併せ持つ大吟醸酒です。酒名の“創(はじめ)”には、蔵の原点を見つめ直し、新たな挑戦へ踏み出す意志が込められており、その名にふさわしい清冽さと存在感を備えています。
口に含むと、まず大吟醸ならではの華やかで洗練された香りが立ち上がり、白い花や熟した果実を思わせる上品な香気が広がります。味わいは非常に透明感がありながら、亀齢酒造らしい米の旨みが芯に通っており、軽やかさと深みが見事に調和しています。甘み・酸味・旨味のバランスが優れており、雑味のないクリアな印象が続くのが特徴です。
後口は驚くほどキレが良く、すっと消えるような余韻が心地よく残ります。冷酒では香りの華やかさと透明感が際立ち、温度が上がるにつれて旨みのふくらみが感じられるため、飲む温度によって表情が変わるのも魅力です。繊細な味付けの料理や白身魚、天ぷらなどと合わせると、互いの良さを引き立て合い、食中酒としても優れた力を発揮します。
丁寧な造りと蔵の精神が息づく「亀齢 大吟醸 創」は、特別な席にもふさわしい、気品ある一本です。
■飲み方あれこれ!!
雪冷え(5℃):
華やかさが最もクリアに立ち上がり、白い花を思わせる上品な香りが繊細に広がります。口当たりは軽やかで透明感が際立ち、後口はすっと消えるようにキレよくまとまります。大吟醸らしい気品を最も感じられる温度です。
花冷え(10℃):
香りと旨みのバランスが整い、果実のようなふくらみと米の芯の強さが調和します。冷たさが和らぐことで味わいに奥行きが生まれ、余韻の上品さがより豊かに感じられます。料理との相性も良く、食中酒としても優秀です。
涼冷え(15℃):
香りが柔らかく開き、米の旨みが穏やかに広がる落ち着いた表情になります。華やかさよりも品の良い旨みが前に出て、雑味のない滑らかな味わいが続きます。ゆったりと味わいたい時に向く、上質で落ち着いた印象です。
おすすめのマリアージュ
●白身魚の刺身:
華やかな香りと透明感のある飲み口が、白身魚の繊細な旨みを壊さずに引き立てます。特に鯛や平目のような淡泊な魚と合わせると、上品な甘みがふわりと重なり、余韻のキレが料理をより清らかに感じさせます。
●天ぷら(海老・キス・季節野菜):
軽やかな旨みとすっと消える後口が、揚げ物の油を心地よく切り、素材の香ばしさを際立たせます。大吟醸らしい華やかさがふわりと広がり、天ぷらの甘みと調和して上質な食中酒としての魅力が際立ちます。
●ホタテのバターソテー:
果実を思わせる香りと米の旨みが、ホタテの甘さとバターのコクに美しく寄り添います。冷やしすぎない温度で合わせると、旨みの層がより豊かに感じられ、余韻の上品さが料理全体をまとめ上げます。
▶「亀齢酒造株式会社」のこと
「亀齢酒造株式会社」は、広島県東広島市・西条に蔵を構える老舗で、1868年(明治元年)に創業した歴史ある酒蔵です。西条は「日本三大酒処」の一つとして知られ、良質な伏流水と酒造りに適した気候を備えた土地であり、同社はその恵まれた環境を生かしながら、150年以上にわたり酒造りを続けてきました。創業当初から“米の旨みを生かす酒”を理念に掲げ、時代が移り変わっても、手仕事を重んじる姿勢を守り続けています。
同社の酒造りの特徴としてまず挙げられるのは、広島杜氏の技術を受け継いだ丁寧な麹造り(※)です。麹の温度管理や湿度調整を細かく行い、米の持つ甘みと旨みを最大限に引き出すことを重視しています。また、発酵では低温長期発酵を徹底し、雑味を抑えながら香りと味わいのバランスを整える技術に優れています。特に大吟醸造りでは、華やかさよりも品のある香りと透明感を追求し、食事と寄り添う上質な酒質を目指しています。
⇒広島杜氏の技術を受け継いだ丁寧な麹造り(※)
〇広島は吟醸造りの発展に大きく貢献した地域であり、「亀齢酒造」もその技術を深く受け継いでいます。特に麹造りでは、温度・湿度・時間の管理を細かく調整し、米の旨みを最大限に引き出すことを重視。手間を惜しまない麹室での作業は、蔵の品質を支える象徴的なエピソードとして語られています。
さらに、仕込み水には西条の名水「龍王山系の伏流水」を使用(※2)しており、この柔らかく清らかな水が、亀齢酒造の酒に独特のキレと清涼感を与えています。近年では伝統を守りつつも、新たな酵母や醸造技術の導入にも積極的で、現代の嗜好に合わせた酒造りにも取り組んでいます。代表銘柄の「亀齢」シリーズをはじめ、「大吟醸
創」などの限定酒は、蔵の技術と哲学が凝縮された一本として高い評価を得ています。
⇒仕込み水には西条の名水「龍王山系の伏流水」を使用(※2)
〇「亀齢酒造」は、西条の地下深くを流れる龍王山系の伏流水を仕込み水として使用しています。この水は柔らかく清らかで、雑味のない酒質を生む源とされています。水質の良さを最大限に生かすため、蔵は創業以来“水を読む”ことを重視し、季節や気候による微妙な変化を見極めながら酒造りを続けてきました。
長い歴史の中で培われた技と、変わらぬ誠実な姿勢が「亀齢酒造株式会社」の酒を支えており、今もなお西条の地で、伝統と革新を両立させた酒造りを続けています。
▶「亀齢酒造株式会社」の歴史(年表)
1868年(明治元年):
「亀齢酒造株式会社」が広島県東広島市西条にて創業し、酒造りを開始する。
1900年代前半(明治〜大正期):
西条の名水と広島杜氏の技術を基盤に、米の旨みを生かす酒造りを確立していく。
1930〜1940年代(昭和前期):
戦時下の統制や原料不足の中でも酒造を継続し、蔵の技術を守り抜く。
1950年代(昭和期):
戦後の需要回復に合わせて設備を整備し、品質向上を図る体制を強化する。
1970〜1980年代(昭和後期):
吟醸造りの技術革新が進み、低温長期発酵や麹造りの精度向上に取り組む。
1990年代(平成期):
大吟醸酒の品質が高く評価され、蔵の代表銘柄として「亀齢」シリーズの認知が広がる。
2000年代(平成期):
新たな酵母や醸造技術の導入を進め、伝統と革新を両立させた酒造りを展開する。
2010年代(平成期):
限定酒や特別醸造酒の開発に力を入れ、全国的な評価をさらに高める。
2020年代(令和期):
「大吟醸 創」をはじめとする高品質酒が注目され、国内外での存在感を強めている。
Data
生産者:亀齢酒造株式会社
住所:広島県東広島市西条本町8-18
創業:1868年(明治元年)
TEL:082-422-2171
URL:https://kireikireikirei.jimdofree.com/ (亀齢酒造公式サイト・直接注文不可)
特定名称:大吟醸酒
原料米&精米歩合:麴米・掛米ともに山田錦45%
アルコール度数:17~18%
酵母:自家培養酵母
日本酒度:+5
酸度: 1.6
容量:720ml(瓶)、1800ml(瓶)
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