きわみひじり じゅんまいだいぎんじょう たかしまおまち
2026.06.05
雄町米のふくらみを極限まで引き出した気品ある味わい
『極聖 純米大吟醸 高島雄町』は、宮下酒造が醸す純米大吟醸の中でも特に評価の高い一本で、幻の酒米と称される“高島雄町”を 精米歩合35% まで磨き上げて仕込まれています。雄町米は岡山県を代表する酒造好適米で、ふくらみのある旨味と奥行きのある香味を生むことで知られています。さらに、蔵のある岡山市中区西川原では、旭川の伏流水を地下100メートルから汲み上げて仕込み水に使用しており、この柔らかく清らかな水が酒質に透明感と滑らかさを与えています。
香りは華やかで上品な吟醸香が特徴で、フルーティーかつ繊細な香り立ちがグラスからふわりと広がります。口に含むと、雄町米特有のふくらみのあるまろやかな旨味が広がり、甘辛のバランスが取れた
日本酒度+1 の中庸な味わいが心地よく続きます。アルコール度数は 16〜17% としっかりした骨格を持ちながら、後味は雑味がなく、純米大吟醸らしい透明感とキレを両立しています。
「宮下酒造」は1915年創業の歴史ある蔵で、備中杜氏の伝統技術を継承しつつ、若手杜氏が現代的な感性を取り入れながら酒造りを行っています。「極聖」は蔵の最高峰ラインとして位置づけられ、多くの鑑評会や国際コンペティションで受賞歴を重ねてきました。本品も雄町サミットや全米日本酒歓評会などで優等賞・金賞を受賞しており、その品質の高さは国内外で認められています。
香りと味わいの繊細さを最大限に楽しむためには、雪冷え(5℃前後)〜花冷え(10℃前後) が最適とされます。刺身や白身魚の塩たたきなど、素材の味を生かした料理と相性が良く、ワイングラスで香りを楽しむスタイルも推奨されています。
「極聖 純米大吟醸 高島雄町」は、希少米の個性、清冽な水、伝統技術、そして丁寧な造りが結晶した、気品と奥行きを兼ね備えた一本です。特別な席にも、じっくり味わう一本としてもふさわしい存在です。
■飲み方あれこれ!!
雪冷え(5℃):
華やかな吟醸香がすっと立ち上がり、透明感のある味わいが最も美しく感じられる温度帯です。高島雄町のふくらみは控えめになり、キレの良い上質な大吟醸らしさが際立ち、余韻は静かに伸びていきます。
花冷え(10℃):
香りと旨味のバランスが最も整い、フルーティーで上品な吟醸香と雄町米のまろやかな旨味が調和します。雑味のない柔らかい広がりが心地よく、酒質の奥行きが自然に感じられる温度帯です。
涼冷え(15℃):
香りがよりふくらみ、雄町米特有の厚みある旨味が豊かに感じられます。冷やしすぎないことで米の甘みとコクが穏やかに開き、余韻にかけて柔らかな丸みが残る、食中酒としても優れた印象になります。
おすすめのマリアージュ
●白身魚の刺身(鯛・平目):
雪冷えで合わせると、華やかな吟醸香が魚の繊細な甘みを引き立て、後味の透明感が素材の旨味をきれいに流してくれます。
●鰆の塩焼き:
雄町米由来のまろやかな旨味が、鰆の上品な脂とよく調和します。香ばしさを受け止めつつ、余韻はすっきりと仕上がります。
●帆立のバターソテー:
バターのコクに負けず、純米大吟醸のふくらみが柔らかく寄り添います。香りの広がりが帆立の甘みをより豊かに感じさせます。
●湯葉刺し:
淡い旨味とクリーミーさに、極聖の透明感が美しく重なります。香りは控えめに、味わいの奥行きが際立つ組み合わせです。
●塩味の天ぷら(海老・キス・舞茸):
軽やかな衣の香ばしさと、酒の上品なキレが好相性。油を感じさせず、旨味だけを残して心地よく切れていきます。
▶「宮下酒造株式会社」のこと
「宮下酒造株式会社」は、1915年(大正4年)に初代・宮下亀蔵が岡山県玉野市で創業した蔵であり、100年以上にわたり酒造りを続けてきた老舗の総合酒類メーカーである。創業当初は清酒の醸造から始まり、良質な水を求めて1967年に現在の岡山市中区西川原へ蔵を移転した。蔵のすぐ近くを流れる旭川は岡山三大河川のひとつであり、その伏流水を地下100メートルから汲み上げて仕込み水として使用している。この清冽で柔らかな水質は、同社の酒に透明感と滑らかな口当たりをもたらす重要な要素となっている。
代表銘柄である「極聖(きわみひじり)」は、万葉歌人・大伴旅人の和歌に由来する「聖」を基に、最高峰を意味する「極」を冠して命名されたブランドで、1974年に醸造が始まった。甘口が主流であった岡山において、辛口を身上とする酒として独自の地位を築き、1989年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞して以降、複数回の金賞受賞を重ねている。また、国際的な品評会であるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)でもゴールドメダルを複数回獲得しており、国内外で高い評価を受ける銘柄へと成長した。
酒造りの技術面では、備中杜氏の伝統を継承する中浜昭夫杜氏(「現代の名工」受賞者)の指導を受けた若手杜氏が中心となり、伝統と革新を融合させた酒造りを行っている点が特徴的である。雄町米や山田錦などの酒造好適米を用いた高精白の大吟醸造りを得意とし、米の旨味を引き出す丁寧な麹造りと、雑味を抑えたクリアな酒質が同社の日本酒の大きな魅力となっている。
さらに「宮下酒造株式会社」は、日本酒だけでなく、地ビール「独歩」、焼酎、リキュール、ウイスキー、クラフトジンなど多様な酒類を製造する総合酒造メーカーへと発展している。1995年には中国地方で初となる地ビール製造を開始し、2011年にはウイスキー製造免許を取得。2015年には観光酒蔵「酒工房 独歩館」を開設(※)し、酒造りの文化を広く発信する拠点としても機能している。
⇒観光酒蔵「酒工房 独歩館」を開設(※)
〇2015年、創業100周年を迎えた節目に開設した「酒工房 独歩館」では、酒造りの工程を見学できるほか、試飲や限定商品の購入も可能で、酒文化を広く発信する拠点として機能している。地域観光との連携を深め、蔵の魅力を直接伝える場として多くの来訪者を集めている。
このように「宮下酒造株式会社」は、清冽な水と岡山の風土を生かしながら、伝統技術と挑戦的な姿勢を併せ持つ蔵として、100年以上にわたり多彩な酒造りを続けている。
▶「宮下酒造株式会社」の歴史(年表)
1915年(大正4年):
初代・宮下亀蔵が岡山県玉野市で創業し、清酒の醸造を開始した。
1967年(昭和42年):
良質な仕込み水を求め、現在の岡山市中区西川原へ蔵を移転した。旭川伏流水を地下から汲み上げ、酒造りに使用する体制が整えられた。
1974年(昭和49年):
代表銘柄となる「極聖(きわみひじり)」の醸造を開始し、辛口を特徴とするブランドとして確立した。
1989年(平成元年):
全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、「極聖」が全国的に高い評価を得るきっかけとなった。
1995年(平成7年):
中国地方で初となる地ビール「独歩」の製造を開始し、総合酒類メーカーとしての展開を広げた。
2011年(平成23年):
ウイスキー製造免許を取得し、清酒・ビールに加えて蒸留酒分野へ本格参入した。
2015年(平成27年):
創業100周年を迎え、観光酒蔵「酒工房 独歩館」を開設。酒造文化の発信拠点としての役割を担い始めた。
現在(令和期):
備中杜氏の伝統技術を継承しつつ、若手杜氏が革新的な酒造りを進め、日本酒・地ビール・ウイスキー・クラフトジンなど多彩な酒類を製造する蔵として発展を続けている。
Data
生産者:宮下酒造株式会社
住所:岡山県岡山市西川原184
創業:1915年(大正4年)
TEL:086-272-5594
URL:https://www.msb.co.jp (宮下酒造公式サイト・直接注文可)
特定名称:純米大吟醸酒
原料米&精米歩合:麴米・掛米ともに雄町35%
アルコール度数:16~17%
酵母:―
日本酒度:+1
酸度:―
容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)
【広告】楽天/日本酒通販
【広告】Amazon/日本酒通販
・ご指定以外の商品も表示されます。
・お酒は二十歳になってから。