さつまたなばた
2025.10.03

香り立つ一杯心ほどける瞬間
『薩摩七夕』は、鹿児島県薩摩地方の焼酎造りの伝統を受け継ぎながら、現代の嗜好にも寄り添うバランスの取れた本格芋焼酎です。主原料には厳選されたさつま芋を使用し、白麹による仕込みで深みのある香りとコクを引き出しています。白麹特有のまろやかさとコクと、芋の甘みが絶妙に調和し、芳醇でありながらもやさしい口当たりが特徴です。
「薩摩七夕」は、蒸留後にじっくりと熟成されることで、角の取れたやさしい味わいに仕上がっています。飲み口は柔らかく、芋焼酎特有のクセが少ないため、初心者にも親しみやすく、焼酎通にはその奥深さがしっかりと伝わる逸品です。ロック、水割り、お湯割りと、どんな飲み方でもその魅力を発揮し、食事との相性も抜群。特に和食との組み合わせでは、素材の味を引き立てながら、食中酒としての存在感を放ちます。
「七夕」という名に込められたロマンと季節感も、この焼酎の魅力のひとつ。星空の下で語らうひとときや、特別な夜の乾杯にふさわしい一本として、多くの人々に愛されています。伝統と革新が融合したこの焼酎は、薩摩の風土と職人の技が生み出した、まさに“薩摩の星”とも言える存在です。
■飲み方あれこれ!!
〇どの飲み方でも「薩摩七夕」の芳醇な香りと深いコクが楽しめます。
お湯割り:
芋の甘みと香りがふわっと広がり、まろやかな味わいが際立ちます。寒い季節やゆったりとした時間にぴったりの飲み方です。
水割り:
すっきりとした口当たりで、食事との相性も抜群。芋焼酎の風味を軽やかに楽しみたい方におすすめです。
ロック:
氷で冷やすことで香りが引き締まり、キレのある味わいに。食後の一杯や、じっくり味わいたいときに最適です。
ストレート:
素材本来の風味をダイレクトに感じられる飲み方。焼酎の個性を深く味わいたい方に向いています。
炭酸割り:
爽快感が加わり、芋焼酎の新しい魅力が引き出されます。暑い季節や気分をリフレッシュしたいときにおすすめです。
▶「田崎酒造株式会社」のこと
「田崎酒造株式会社」は、鹿児島県いちき串木野市に蔵を構える、1887年(明治20年)創業の老舗焼酎蔵です。創業者が「古来より稀に見る銘水」と称される清水を求めてこの地に蔵を構えたことから始まり、以来百年以上にわたり、薩摩の風土と伝統を活かした焼酎造りに情熱を注いできました。
「田崎酒造」の焼酎造りの最大の特徴は、焼酎業界でも先駆けて取り組んできた“熟成”へのこだわりです。かつては新酒を出さない蔵元として知られ、原酒の長期貯蔵による味わいの深化を追求してきました。焼酎は蒸留酒であるため、一般的には熟成の概念が薄かった時代にあって、同社はその可能性に着目し、芳醇でまろやかな口当たりを持つ本格熟成焼酎の普及に尽力しました。
代表銘柄の「薩摩 七夕」は、地元・大里町で行われる伝統行事「市来の七夕踊」にちなんで名付けられたもので、地域文化との深い結びつきを感じさせる逸品です。この焼酎は、鹿児島県産の良質なさつまいもと清水を原料に、黒麹や白麹を用いて仕込まれ、1年以上の貯蔵期間を経て出荷されます。熟成によって生まれるナッツのような香りと、角の取れたまろやかな味わいが特徴で、焼酎ファンから高い評価を得ています。
また、「田崎酒造」は、焼き芋焼酎「鬼火」や、1000日熟成の「千夜の夢」、白麹と黒麹のブレンドによる「蔵酔笑」など、個性豊かなラインナップを展開しています。これらの焼酎は、原料の芋の品種や仕込み方法、貯蔵容器の違いによって多彩な味わいを生み出しており、熟成焼酎の奥深さを堪能できるものばかりです。
焼酎造りにおいては、職人の技と感性が重要視されており、「田崎酒造」では代々受け継がれてきた技術と精神を大切にしながら、製販一体となって魅力ある商品づくりに取り組んでいます。焼酎の可能性を広げるべく、伝統を守りつつも革新を恐れない姿勢が、多くの焼酎愛好家の心をつかんで離しません。
熟成という時間の芸術を味わえる焼酎を造り続ける「田崎酒造」は、まさに薩摩焼酎の真髄を体現する蔵元です。その一途な姿勢と妥協なきこだわりが、今もなお、芳醇な一杯に込められています。
▶「田崎酒造株式会社」の歴史(年表)
1887年(明治20年):
創業者・田崎善蔵が鹿児島県串木野町(現・いちき串木野市)にて酒造業を開始。清水の湧く地に蔵を構え、焼酎造りを始める。
1920〜30年代(昭和初期):
地元産のさつま芋を活用した芋焼酎の製造を本格化。地域に根ざした焼酎蔵としての基盤を築く。
1965年頃(昭和40年代):
焼酎の需要拡大に伴い、設備の近代化を進める。品質向上と安定供給を目指し、製造体制を強化。
1975年頃(昭和50年代):
「薩摩 七夕」などの代表銘柄を展開。地域の伝統行事「七夕踊」にちなんだ商品名で、文化との融合を図る。
1989年(平成元年):
熟成焼酎への取り組みを本格化(※)。新酒を出さず、一定期間熟成させた焼酎のみを出荷する方針を打ち出す。
2000年代(平成10年代):
焼き芋焼酎「鬼火」など、個性派焼酎の開発に注力。全国的な知名度を高め、焼酎ファンの支持を集める。
2010年代(平成20年代):
1000日熟成の「千夜の夢」など、長期熟成焼酎のラインナップを拡充。熟成技術とブレンド技術の深化が進む。
2019年(令和元年):
伝統と革新の融合を掲げ、若手杜氏の育成や新商品開発に取り組む。地域との連携も強化。
2023年(令和5年):
焼酎の海外展開を視野に入れ、輸出体制の整備を開始。薩摩焼酎の魅力を世界へ発信する活動を展開。
2025年(令和現在):
創業138年を迎え、伝統を守りながらも時代に合わせた焼酎造りを継続。持続可能な酒造業を目指し、環境配慮型の製造にも取り組んでいる。
■熟成焼酎への取り組みを本格化(※)
〇かつて焼酎は「新酒が命」とされ、蒸留後すぐに出荷されるのが一般的でした。しかし「田崎酒造株式会社」は、原酒を長期貯蔵することで味わいが深まり、香りが豊かになることに着目。焼酎界では関心が薄かった“熟成”に早くから注目し、「新酒を出さない蔵元」として知られるようになりました。この姿勢は、代表銘柄「薩摩
七夕」にも表れています。この焼酎は、1年以上の熟成を経て出荷されることで、ナッツのような熟成香とまろやかな口当たりを実現しています。また、地元の伝統行事「市来の七夕踊り」にちなんで名付けられており、地域文化との深い結びつきも感じられる逸品です。
Data
生産者:田崎酒造株式会社
住所: 鹿児島県いちき串木野市大里696
創業:1887年(明治20年)
TEL:0996-36-3000
URL: https://tasaki-shuzo.jp/ (田崎酒造公式サイト:直接注文不可、販売店案内有り)
原料:さつまいも(鹿児島県産黄金千貫、米麹(白)
蒸留方式: 常圧蒸留
アルコール度数:25度
容量: 900ml(瓶)、1800ml(瓶)
【広告】楽天/日本酒通販
【広告】Amazon/日本酒通販
・ご指定以外の商品も表示されます。
・お酒は二十歳になってから。