明月

めいげつ

2025.09.13

月夜に寄り添う芳醇な一杯

芋焼酎『明月』は、宮崎県えびの市にある明石酒造が手がける本格芋焼酎で、昭和25年に商品化されて以来、長年にわたり地元を中心に多くの人々に親しまれてきた銘柄です。主原料には南九州産のさつまいも「黄金千貫」を使用し、白麹を用いて仕込まれています。さらに、米焼酎を隠し味としてブレンドすることで、芋焼酎特有の香りを穏やかにし、すっきりとした飲み口を実現しています。

蒸留には減圧方式を採用しており、雑味を抑えたやわらかな味わいが特徴です。口に含むと、ふんわりと広がる優しい甘みとまろやかなコクが感じられ、芋の自然な風味と米の柔らかさが絶妙に調和しています。後味にはほどよい苦みが残り、飲み飽きしない軽快さがあり、毎日の晩酌にもぴったりです。

「明月」という名前には、“世の中を明るく照らし、人々の心が満月のようにまぁるく明るく、そして円満になりますように”という願いが込められており、その名の通り、穏やかで心地よいひとときを演出してくれる焼酎です。お湯割りや水割りはもちろん、チーズ饅頭や漬物などとの相性も良く、食中酒としても楽しめます。

日常の食卓に寄り添いながら、特別な夜にもそっと彩りを添える芋焼酎「明月」。その優しい味わいと深みは、焼酎初心者から通まで幅広く支持される理由のひとつです。

■飲み方あれこれ!!

〇「明月」はクセが少なく、どんな飲み方でも楽しめる懐の深い焼酎です。

お湯割り:

芋の香りがふわっと立ち上がり、やさしい甘みが際立ちます。体がぽかぽか温まるので、寒い季節やリラックスタイムにぴったり。

水割り:

すっきりとした飲み口で、食事との相性も抜群。焼酎初心者にも飲みやすく、クセの少ない「明月」だからこそおすすめ。

ロック:

氷で冷やすことで、キレのある味わいに。時間とともに味が変化するのも楽しみのひとつ。

ソーダ割り:

爽快感があり、夏場や脂っこい料理と好相性。焼酎ハイボール風に、レモンを添えるとさらに美味。

前割り(焼酎と水を事前に割って寝かせる):

まろやかさが増し、口当たりが格段に良くなります。常温でも燗でも楽しめる、通好みのスタイル。

アレンジでさらに楽しく……

梅干し入りお湯割り:

酸味と芋の甘みが絶妙にマッチ。

ジンジャーエール割り:

甘辛のバランスがよく、飲みやすさアップ。

大葉や柚子皮を添えて:

香りのアクセントで、食中酒としても映える。

 

▶「明石酒造株式会社」のこと

明石酒造株式会社は、宮崎県えびの市に本社を構える老舗の焼酎蔵で、創業は明治24年(1891年)にまで遡ります。初代・明石仁右衛門がこの地で焼酎造りを始めたのが起源で、以来130年以上にわたり、地域に根ざした酒造りを続けてきました。えびの市は九州山脈と霧島連山に囲まれた盆地で、豊かな自然と清らかな水に恵まれた土地。明石酒造はこの環境を活かし、地元の素材と伝統技術を融合させた焼酎造りを行っています。

代表銘柄「明月」は、昭和25年(1950年)に誕生しました。戦後の混乱期、先代社長・明石昭夫が満月を見て「世の中を明るく照らすような焼酎を造りたい」と願ったことが、銘柄名の由来となっています。この焼酎には「人々の心がまぁるく円満になるように」という思いが込められており、ラベルにはえびの高原の赤松林に浮かぶ満月が描かれています。

焼酎造りにおいて、明石酒造は原料と水に強いこだわりを持っています。主原料には南九州産のさつまいも「黄金千貫」を使用し、麹には白麹を採用。さらに、芋焼酎に米焼酎をブレンドすることで、芋特有のクセを抑え、すっきりとした飲み口を実現しています。このブレンド技術は創業以来磨き続けられてきたもので、明石酒造ならではの味わいを生み出しています。

また、焼酎の仕込みに使われる水は、霧島連山から湧き出る地下水。宮崎県食品開発センターの分析でも「焼酎造りに適した水質」と評価されており、四季を通じて安定した水量と高い品質を誇ります。さらに、社員自らが田植えを行い、減農薬で育てた米を一部の焼酎に使用するなど、農業との連携も大切にしています。

明石酒造の焼酎は、地元えびの市では「毎日飲む焼酎」として親しまれており、地域の食文化「ダレヤメ(晩酌)」に欠かせない存在です。焼酎を通じて人と人をつなぎ、日常に小さな感動を届けることを目指すその姿勢は、今も変わらず受け継がれています。

焼酎造りにおける伝統と革新、そして地域への深い愛情。それが、明石酒造株式会社の魅力です。

 

▶「明石酒造株式会社」の歴史(年表)

1891年(明治24年):

初代・明石仁右衛門が宮崎県えびの市で焼酎造りを開始。農業のかたわらで酒造業を営む。

1950年(昭和25年) :

本格焼酎「明月」が誕生(※)。戦後の混乱期に「世の中を明るく照らす焼酎を」との願いを込めて命名。

1992年(平成4年) :

法人化し、現在の「明石酒造株式会社」として設立。

2000年(平成12年) :

新ブランド「ないな」シリーズが登場。地域の原料とブレンド技術を活かした革新的な焼酎として話題に。

2014年(平成26年) :

「明月プレミアム」発売。原酒を特別な場所で熟成させた、上質な味わいの限定品。

2015年(平成27年) :

「明月プレミアムホワイト」登場。17年の試行錯誤を経て完成した、華やかな甘みを持つ焼酎。

■本格焼酎「明月」が誕生(※)

〇創業当初は米焼酎が主流でしたが、戦争による米不足で製造が困難に。そこで鹿児島の芋焼酎文化に倣い、芋焼酎にシフト。さらに、元々持っていた米焼酎の技術を活かして、芋と米のブレンド焼酎「明月」を開発しました。この独自のブレンド技術は、今でも明石酒造の大きな強みとなっています。

Data

生産者:明石酒造株式会社

住所: 宮崎県えびの市大字栗下61

創業:1891年(明治24年)

TEL:0984-35-1603

URLhttps://www.meigetsu.co.jp/ (明石酒造株式会社公式サイト:直接注文可)

原料:さつまいも(南九州産黄金千貫)、米(国産)、米麹(白)

蒸留方式: 常圧蒸留

アルコール度数: 25度

容量: 900ml(瓶)、 1800ml(瓶、紙パック)

 

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