相良

さがら

2025.09.23

晩酌に贈り物に、心を満たす芋焼酎

芋焼酎『相良』は、鹿児島市に唯一残る老舗蔵元・相良酒造が手がける、薩摩の伝統と職人技が息づく本格芋焼酎です。創業は1730年(享保15年)、その歴史は約300年に及び、藩政時代には島津藩に酒を納めていたという由緒ある蔵元です。

「相良」は、厳選された鹿児島県産のさつま芋「黄金千貫」を原料に、白麹を用いて丁寧に仕込まれています。蒸留は常圧で行われ、焼酎の旨味成分を最大限に引き出すため、通常数時間で済む濾過作業を、目の粗い濾過器で24時間以上かけてじっくりと行います。その結果、無濾過に近い状態で貯蔵熟成され、芋の風味がしっかりと残った芳醇な味わいが生まれます。

味わいは、芋焼酎らしい香ばしさとコクを持ちながらも、口当たりは柔らかく、飲みやすさにも優れています。ストレートでは芋の香りと甘みが際立ち、水割りやソーダ割りでは軽やかさが増し、料理との相性も良好。特にお湯割りにすると、芋の旨みがふくよかに広がり、「相良」の魅力が最も引き立ちます。

日々の晩酌に寄り添う一本として、また薩摩の焼酎文化を体現する存在として、「相良」は多くの焼酎愛好家に支持されています。伝統を守りながらも、現代の嗜好に寄り添うその味わいは、まさに“昔ながらの芋焼酎”の理想形。鹿児島の風土と職人の誇りが詰まった一杯を、ぜひご堪能ください。

■飲み方あれこれ!!

〇「相良」は、強すぎず弱すぎず、毎日の“だれやめ”(鹿児島弁で晩酌)にぴったりな焼酎です。どんな飲み方でもそのバランスの良さが光ります。

お湯割り:

芋の香りと甘みがふわっと広がり、「相良」の美味しさが最も際立つ飲み方。寒い季節や、ゆったりした時間にぴったり。お湯を先に注ぎ、後から焼酎を加えると香りが逃げにくくなります。

水割り:

さらりとした甘さで料理との相性も抜群。芋感はほどよく残り、初心者にも飲みやすいスタイル。

ロック:

氷が溶けるにつれて風味が変化し、芋の香りをじっくり楽しめます。ストレートよりもまろやかで、食中酒にも合う。

ソーダ割り:

爽快感があり、芋の香りが軽やかに広がる。暑い季節や食後の一杯におすすめ。

 

▶「相良酒造株式会社」のこと

鹿児島市に蔵を構える「相良酒造株式会社」は、享保15年(1730年)創業という、約300年の歴史を誇る老舗の焼酎蔵です。初代・相良仲右衛門が熊本県人吉から移住し、鹿児島の上町(かんまち)地区にて酒造業を始めたのがその始まり。以来、明治維新の混乱、桜島の大噴火、太平洋戦争による空襲など、幾度もの困難を乗り越えながら、現在も同じ地で酒造りを続けています。

「相良酒造」の焼酎造りの特徴は、「小さな蔵だからこそできる丁寧な手仕事」にあります。一次仕込み室には創業当時の石壁が残されており、仕込みや和水には地下水を使用。蒸留には錫製の蛇管を用いることで、雑味の少ないまろやかな酒質に仕上げています。こうした伝統的な設備と製法を守りながら、一本一本に心を込めて造る姿勢が、相良酒造の焼酎に深みと温かみを与えています。

現在、蔵を率いるのは十一代目杜氏・相良由美子さん(※)。若くして蔵の責任者となった彼女は、祖父である九代目・相良榮二氏(黄綬褒章受章者)から「感謝の気持ちを忘れないこと」を教えられ、それを胸に日々焼酎造りに励んでいます。由美子さんは、伝統を守りながらも、焼酎をより身近な存在にするための新しい挑戦にも積極的。たとえば、女性や若者にも親しみやすい芋焼酎「GOOD MORROW」(※2)は、彼女が初めてプロデュースした一本で、華やかな香りとやさしい甘みが特徴です。

代表銘柄には「相良」「悪太郎」「兵六どん」などがあり、いずれも鹿児島の風土と職人の技が息づく本格芋焼酎です。鹿児島市内で唯一の造り酒屋として、地域に根ざしながら「薩摩の焼酎を、日本の焼酎へ」という志を掲げ、今もなお進化を続けています。

伝統と革新が共存する「相良酒造」の焼酎は、ただの酒ではなく、歴史と人の想いが詰まった一杯。その味わいは、飲む人の心にそっと寄り添ってくれるはずです。

■十一代目杜氏・相良由美子さん(※)

〇相良由美子さんは、鹿児島市内で唯一の焼酎蔵を継ぐ十一代目。若くして蔵の責任者となり、伝統を守りながらも新しい焼酎造りに挑戦しています。 祖父である九代目・相良榮二氏は、芋焼酎の普及に尽力し、黄綬褒章を受章した人物。その背中を見て育った由美子さんは、「感謝の気持ちを忘れないこと」を信条に、日々焼酎造りに励んでいます。

■芋焼酎「GOOD MORROW」(※2)

〇「GOOD MORROW」は、由美子さんが初めて1からプロデュースした芋焼酎。名前には「楽しい明日を迎えてほしい」という願いが込められています。 南さつま産のエイムラサキ芋を使用し、黒麹仕込みで造られたこの焼酎は、フルーティーで華やかな香りと、やさしい甘みが特徴。 女性や焼酎初心者にも親しみやすい味わいで、水割りや炭酸割りがおすすめ。 飲むだけでなく、空き瓶を花瓶にしたり、香りを楽しむ入浴剤として使ったりと、五感で楽しめるアイテムとしても注目されています。 「GOOD MORROW」の炭酸割りと相性抜群なのが、近隣の「浜直農園」の焼き芋スイーツ。由美子さん自身もよく食べるという、地元の味との組み合わせは、心も体も癒してくれるそうです。

 

▶「」の歴史(年表)

1615年(元和元年):

相良家の先祖が熊本県人吉から鹿児島へ移住。

1730年(享保15年):

初代・相良仲右衛門が武士を辞し、酒造業を創業。

1877年(明治10年) :

西南戦争の際、官軍により蔵が焼かれ、酒が飲まれる。

1896年(明治29年):

酒造業の免許を正式に取得

1914年(大正3年):

桜島の大噴火が発生。幸いにも蔵への被害は少なかった。

1941年(昭和16年):

太平洋戦争の影響で、地酒製造から焼酎乙類製造へ転換。

1945年(昭和20年) :

空襲により工場が焼失。

1948年(昭和23年):

芋焼酎の製造を再開。

1953年(昭和28年):

法人化し「相良酒造合名会社」となる。

2008年(平成20年):

組織変更により「相良酒造株式会社」へ。

2015年(平成27年):

十代目が就任。鹿児島県本格焼酎鑑評会で総裁賞を受賞。

2020年(令和2年):

相良由起子氏が代表取締役に就任。

Data

生産者:相良酒造株式会社

住所: 鹿児島県鹿児島市柳町5-6

創業:1730年(享保15年)

TEL:099-222-0534

URLhttps://sagarasyuzou.com/ (相良酒造株式会社公式サイト:オンラインショップ有り)

原料:さつまいも(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(白)

蒸留方式: 常圧蒸留

アルコール度数: 常圧蒸留

容量: 900ml(瓶)、1,800ml(瓶)

 

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