伊佐大泉

いさだいせん

2028.09.27

白麹仕込みが生むやさしい芋の香り

『伊佐大泉』は、鹿児島県伊佐市にある大山酒造が手がける、昔ながらの製法にこだわった本格芋焼酎です。地元産のさつま芋と米麹を使用し、白麹仕込み・常圧蒸留によって、芋本来の香りと素朴な旨みを丁寧に引き出しています。派手さや華やかさを追求するのではなく、日々の食卓に寄り添うような、やさしく落ち着いた味わいが特徴です。

「伊佐大泉」は、地元・伊佐の人々に長年愛され続けてきた焼酎であり、その背景には、手造りの精神と地域密着の姿勢があります。ラベルや瓶のデザインも飾り気がなく、焼酎本来の魅力をまっすぐに伝える佇まい。飲み口はすっきりとしていて、後味にほんのりと芋の甘みが残るため、食中酒としても非常に優秀です。お湯割りにすると香りがふわりと立ち、より一層やさしい風味が楽しめます。

派手な宣伝や流行に左右されることなく、地元の風土と職人の技術に根ざした「伊佐大泉」は、焼酎の原点とも言える存在です。初めて芋焼酎に触れる方にも、焼酎好きの方にもお勧めできる、素直で誠実な一本です。飲むほどに心に沁みる、そんな焼酎を探している方にこそ味わってほしい逸品です。

■飲み方あれこれ!!

〇「伊佐大泉」は派手さよりも素直な旨みが魅力なので、シンプルな飲み方がよく合います。季節や気分に合わせて、ぜひいろいろ試してみてください。

お湯割り(6:4または5:5):

芋の香りがふわっと立ち、やさしい甘みが引き立ちます。寒い季節や夕食時にぴったり。

水割り(6:4):

すっきりとした飲み口で、食事との相性も抜群。脂っこい料理にもよく合います。

ロック:

氷でゆっくりと味が変化し、芋の旨みをじっくり楽しめます。食後の一杯にもおすすめ。

前割り(焼酎と水をあらかじめ割って一晩寝かせる):

まろやかさが増し、角の取れた味わいに。常温でも美味しくいただけます。

炭酸割り(芋ハイ):

爽快感があり、軽やかに楽しめるスタイル。暑い季節や昼飲みにも最適。

 

▶「大山酒造合名会社」のこと

「大山酒造合名会社」は、鹿児島県伊佐市にて明治38年(1905年)に創業された、100年以上の歴史を持つ老舗焼酎蔵です。伊佐地方は、県下最大の川内川が流れ、霧島連峰を望む盆地に位置しており、昼夜の寒暖差が大きく、焼酎造りに最適な環境として知られています。この地には古くから焼酎蔵が点在し、「伊佐錦」「伊佐美」などと並び、「伊佐大泉」は伊佐を代表する芋焼酎のひとつとして親しまれています。

「大山酒造」の焼酎造りの最大の特徴は、「手造り」への徹底したこだわりです。現代では機械化が進み、効率的な麹造りが可能になっていますが、同社では今もなお麹室(こうじむろ)で麹蓋(こうじぶた)を用いた昔ながらの手作業によって麹を仕込みます。白麹や黒麹を丁寧に育てることで、焼酎の香味の要となる部分を丹念に作り上げています。これは「手造り焼酎」として表示するための公正競争規約にも準じた、正真正銘の手仕事です。

仕込みにおいても、米麹に対する芋の使用割合を通常より多くすることで、芋の風味をより豊かに引き出す工夫がなされています。使用される芋は、鹿児島県産の「黄金千貫」や「白豊」などで、これらをブレンドすることで、絶妙な甘みと香りを醸し出しています。蒸留は常圧方式を採用しており、芋本来の力強い香りとコクを残しつつ、飲みやすさも兼ね備えた焼酎に仕上げています。

代表銘柄「伊佐大泉」は、地元に根ざした素朴でやさしい味わいが魅力で、派手さはないものの、日々の食卓に寄り添うような存在感があります。お湯割り、水割り、ロック、炭酸割りなど、どの飲み方でもバランスよく楽しめるのも特徴です。また、限定品として「伊佐大泉 BLACK」「伊佐大泉 粋」なども展開されており、それぞれ麹や芋の配合を変えることで、異なる風味を楽しめるラインナップとなっています。

小規模ながらも、蔵人たちが汗を流しながら一つひとつ丁寧に造り上げる焼酎は、まさに「ちっぽけ手造り隠れ蔵」の意匠そのもの。ラベル貼りに至るまで手作業で行われるその姿勢は、焼酎造りへの誠実な情熱を物語っています。「大山酒造合名会社」は、伊佐の風土と職人の技術を守り続ける、焼酎文化の原点とも言える存在です。

 

▶「」の歴史(年表)

1905年(明治38年):

鹿児島県伊佐市にて創業。焼酎造りを開始。

昭和期(詳細年不明):

白麹・黒麹を用いた手造り焼酎の製法を確立。麹蓋を使った麹室での仕込みを継続。

2016年(平成28年):

限定品「伊佐大泉 粋」発売。8年熟成の長期貯蔵酒として193本限定販売。

2020年(令和2年):

伊佐大泉1800mlのラベルを3点貼りから1点貼りに変更。

2021年(令和3年):

秋季全国酒類コンクール 芋焼酎部門 最優秀賞を受賞(※)

2022年(令和4年):

価格改定を実施。九州内外で蔵小売価格を調整。

2024年(令和6年):

伊佐大泉720ml(化粧瓶)の容器変更を実施。

現在:

代表者は大山大我氏。手造り焼酎の伝統を守りながら、限定品や新商品も展開中。

■秋季全国酒類コンクール 芋焼酎部門 最優秀賞を受賞(※)

〇2021年の秋季全国酒類コンクールにおいて、芋焼酎部門で「伊佐大泉」が最優秀賞を受賞しました。これは全国の焼酎蔵の中でも特に品質が高く評価された証であり、手造り焼酎としてのこだわりが認められた結果です。

Data

生産者:大山酒造合名会社

住所: 鹿児島県伊佐市大口上町6-5

創業:1905年(明治38年)

TEL: 0995-26-0055

URLhttp://isadaisen.jp/ (大山酒造公式サイト:直接注文可)

原料:さつまいも(主に黄金千貫)、米麹(白)

蒸留方式: 常圧蒸留

アルコール度数: 25度

容量: 720ml(瓶)、900ml(瓶)、1800ml(瓶)

 

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