はなのまい じゅんまいしゅ
2026.10.23
米の旨味と調和が織りなす食中酒の魅力へ誘う一杯
『花の舞 純米酒』は、静岡県浜松市の老舗蔵である花の舞酒造が醸す純米酒です。原料米には静岡県産米を100%使用し、精米歩合60%まで磨くことで、米本来の旨味と飲みやすさの調和を追求しています。地元の自然環境に育まれた酒米と清らかな水を活かした酒造りが特徴で、静岡の風土を感じられる一本です。
口に含むと、まず米由来のやわらかな甘みが広がり、続いて適度な酸が全体を引き締めます。後味には穏やかな旨味が心地よく残り、香りは華やかすぎず控えめで、食事の味わいを邪魔しません。香りや味わいに過度な主張がないため、和食をはじめ幅広い料理と合わせやすく、日々の晩酌にも適しています。
冷酒ではすっきりとした印象が際立ち、常温やぬる燗では米のコクと旨味がより豊かに感じられるため、季節や料理に合わせてさまざまな温度帯で楽しめます。初心者にも親しみやすく、純米酒らしいふくよかな味わいを気軽に堪能できる、花の舞酒造を代表する定番銘柄のひとつです。
■飲み方あれこれ!!
ぬる燗(40℃):
ほどよく温めることで米の旨味とやわらかな甘みがふくらみ、まろやかで落ち着いた味わいを楽しめます。
常温(20℃):
香りと旨味のバランスが良く、純米酒らしい自然なコクと飲みやすさを感じられます。
上燗(45℃):
旨味がより豊かに広がり、後味のキレも際立つため、食事と合わせると心地よい飲み応えを楽しめます。
おすすめのマリアージュ
●刺身(白身魚):
花の舞 純米酒の穏やかな香りとやわらかな旨味が白身魚の繊細な甘みを引き立て、後味をすっきりとまとめます。
●焼き鳥(塩):
鶏肉の旨味と純米酒のふくよかなコクが調和し、塩味が酒の米由来の甘みをより豊かに感じさせます。
●おでん:
だしの旨味と酒のまろやかな味わいが溶け合い、温めた酒と合わせることで一体感のある優しい風味を楽しめます。
●天ぷら:
衣の香ばしさと素材の旨味に、純米酒の軽快な酸味とコクが寄り添い、油分を心地よく洗い流してくれます。
▶「花の舞酒造株式会社」のこと
「花の舞酒造株式会社」は、1864年(元治元年)に創業者・高田市三郎が現在の静岡県浜松市宮口の地で清酒醸造業を始めたことにその歴史を持つ老舗酒蔵です。銘柄名の「花の舞」は、天竜川流域に古くから伝わる奉納踊り「花の舞」に由来し、地域文化と深く結び付いた酒造りを続けています。その後、1949年に前身となる引佐酒造株式会社が設立され、1956年に現在の「花の舞酒造株式会社」へ社名を変更しました。長い歴史の中で品質向上に取り組み、全国新酒鑑評会をはじめ数々の酒類鑑評会で高い評価を獲得しています。
同社の酒造りの大きな特徴は、「オール静岡」にこだわった地酒造りです。使用する酒米は静岡県産米100%を基本とし、地元農家と連携しながら山田錦や五百万石などの酒造好適米を育成・確保しています。また、仕込み水には南アルプス赤石山系を源とする清冽な地下水を使用し、静岡の風土を生かした酒造りを実践しています。
さらに、杜氏や蔵人も地元に根差した人材育成を重視しており、長年培われた技術を継承しながら品質の向上に努めています。1990年には普通酒の製造を終了し、大吟醸酒や純米酒などの特定名称酒に特化した生産体制を確立しました。伝統的な酒造技術を守る一方で、新しい酵母や醸造方法を取り入れた商品開発にも積極的で、ワイン酵母を使用した日本酒やスパークリングタイプの商品など、新たな日本酒の可能性にも挑戦しています。
創業から160年以上にわたり受け継がれてきた伝統と、時代に合わせた革新を融合させながら、「花の舞酒造」は静岡の自然と文化を映し出す地酒を醸し続けています。地域に根差した原料へのこだわりと蔵人たちの技術力によって生み出される酒は、静岡を代表する日本酒として多くの愛飲家から支持を集めています。
Data
生産者:花の舞酒造株式会社
住所:静岡県浜松市浜名区宮口632
創業:1864年(元治元年)
TEL:053-582-2121
URL:https://hananomai.co.jp/ (花の舞酒造公式サイト・直接注文不可)
特定名称:純米酒
原料米&精米歩合:麹米・掛け米ともに静岡県産米60%
アルコール度数:15.5%
酵母:K-901(協会酵母)
日本酒度: ―
酸度:―
容量: 300ml(瓶)、720ml(瓶)、1800ml(瓶)
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