てんりょう じゅんまいぎんじょう ひだほまれ
2026.06.09
料理の味を引き立てるキレのある後味
『天領 純米吟醸 ひだほまれ』は、岐阜県下呂市の自然が育んだ酒米「ひだほまれ」を用い、丁寧な吟醸造りで仕上げられた純米吟醸酒です。香り・味わい・余韻のバランスがよく、食中酒としても単独でも楽しめる、上品で落ち着いた一本として知られています。
「天領 純米吟醸 ひだほまれ」の特徴は、まず穏やかに立ち上るやさしい吟醸香です。華やかすぎず、ほのかに果実を思わせる香りが漂い、飲む前から柔らかな印象を与えます。口に含むと、米の旨みがしっかりと広がりながらも、雑味のない澄んだ味わいが続きます。「ひだほまれ」特有のふくらみある旨味と、純米吟醸らしい軽やかさが共存し、飲み疲れしない心地よい飲み口に仕上がっています。
後味はすっきりとキレがあり、料理との相性も幅広いのが魅力です。和食全般はもちろん、素材の味を生かした料理や、淡い味付けの魚料理ともよく合います。冷酒で爽やかに楽しむのはもちろん、常温に近づくと旨味がよりふくらみ、表情の変化も楽しめる酒質です。
「天領 純米吟醸 ひだほまれ」は、派手さよりも丁寧な造りと米の良さを感じさせる、落ち着いた上質な日本酒です。飲むほどにじんわりと魅力が深まる、飽きのこない一本と言えます。
■飲み方あれこれ!!
涼冷え(15℃):
穏やかな吟醸香がすっと立ち、ひだほまれ由来のやわらかな旨味がきれいに広がる。雑味がなく、透明感のある味わいが最も素直に感じられ、食中酒としても心地よく寄り添う印象になる。
花冷え(10℃):
香りがより引き締まり、爽やかな飲み口が際立つ。軽やかな酸がアクセントとなり、後味のキレがいっそう鮮明に感じられる。清涼感が強まり、飲み始めの一杯としても心地よい。
常温(20℃):
温度が上がることで米のふくらみある旨味がより豊かに感じられ、味わいに奥行きが出る。穏やかな香りと柔らかな甘みが調和し、落ち着いた余韻が続く。酒本来の表情をゆったり楽しめる温度帯となる。
おすすめのマリアージュ
●白身魚の塩焼き:
涼やかな吟醸香と澄んだ味わいが、白身魚の繊細な旨味を邪魔せず引き立てる。後味のキレが塩味と調和し、口中をすっと整えて次のひと口を誘う。
●湯豆腐:
やわらかな旨味と穏やかな香りが、豆腐のまろやかさと寄り添う。温かい料理との対比で酒の透明感が際立ち、優しい味わい同士が心地よく重なり合う。
●鶏の照り焼き:
ひだほまれ由来のふくらみある旨味が、甘辛いタレと相性抜群。酒の軽やかな酸が後味を引き締め、こってりした味わいを上品にまとめてくれる。
▶「天領酒造株式会社」のこと
「天領酒造株式会社」は、岐阜県下呂市萩原町に蔵を構える老舗酒蔵で、創業は江戸時代中期の1680年(延宝8年)にまで遡る。飛騨地方の豊かな自然と清冽な水に恵まれ、地域に根ざした酒造りを続けてきた蔵であり、長い歴史の中で培われた技と土地の風土を大切にしながら、現代の嗜好にも応える酒を生み出している。飛騨地方は寒冷な気候と良質な軟水に恵まれ、古くから酒造りに適した地域として知られており、「天領酒造」もその恩恵を受けて発展してきた。
同社の酒造りの特徴は、まず原料へのこだわりにある。地元産の酒米「ひだほまれ」(※)や「飛騨ほまれ」を中心に使用し、米の旨味を最大限に引き出す丁寧な精米と仕込みを行っている。また、飛騨山脈の伏流水を仕込み水に用いることで、柔らかく澄んだ味わいの酒質を実現している。伝統的な手造りの技法を守りつつ、温度管理や発酵技術には現代的な設備も取り入れ、安定した品質と繊細な味わいを両立させている点も特徴的である。
⇒地元産の酒米「ひだほまれ」(※)
〇「天領酒造」は、岐阜県が誇る酒米「ひだほまれ」の普及と品質向上に長年取り組んできた蔵のひとつである。地元農家と協力し、栽培方法の改善や品質管理に携わることで、地域全体の酒米生産を支えてきた。現在では「ひだほまれ」を使った酒が蔵の代表的な銘柄となり、飛騨の風土を象徴する味わいとして全国に知られるようになった。
さらに、酒質は全体的に上品で清らか、かつ米のふくらみを感じさせるものが多く、食中酒としてのバランスに優れている。吟醸酒では穏やかな香りと透明感のある味わいが際立ち、純米酒では米の旨味と柔らかなコクが楽しめる。地域の食文化との調和を意識した酒造りを続けており、地元の料理と合わせて楽しめる酒としても高い評価を得ている。
長い歴史を背景にしながらも、時代に合わせた挑戦を続ける「天領酒造株式会社」は、飛騨の風土を映し出す酒を造り続ける蔵として、今も多くの愛飲家に親しまれている。
▶「天領酒造株式会社」の歴史(年表)
1680年(延宝8年):
飛騨国・萩原の地で酒造業を創業し、地域に根ざした酒造りを始める。清冽な伏流水と寒冷な気候を活かした酒造りの基盤が築かれる。
江戸後期(西暦不詳):
飛騨地方の酒蔵として成長し、地元の米と水を用いた酒造りが定着する。地域の商家や旅人にも親しまれる存在となる。
明治期(西暦不詳):
近代的な酒造技術が導入され、設備の改良が進む。品質向上を図りながら、地酒としての評価を高めていく。
大正〜昭和初期(西暦不詳):
手造りの技を守りつつ、時代に合わせた酒質の改良を進める。飛騨地方の食文化に寄り添う酒として地元での支持を強める。
昭和中期(西暦不詳):
吟醸造りへの取り組みが本格化し、香りと味わいのバランスを重視した酒造りが確立される。蔵の代表的な酒質の方向性が形づくられる。
平成期(西暦不詳):
地元産酒米「ひだほまれ」を中心とした酒造りに注力し、地域との連携を深める。純米酒・吟醸酒の品質向上が進み、全国的にも評価を得るようになる。
令和期(西暦不詳):
伝統的な手造りの技法を守りながら、最新設備を取り入れた温度管理や発酵技術を導入。安定した品質と繊細な味わいを両立し、現代の嗜好に応える酒造りを続けている。
現在(西暦不詳):
「天領酒造株式会社」は飛騨の風土を映す酒蔵として、上品で清らかな酒質を特徴とした日本酒を造り続け、地元のみならず全国の愛飲家から支持を集めている。
Data
生産者:天領酒造株式会社
住所:岐阜県下呂市萩原町萩原1289-1
創業:1680年(延宝8年)
TEL:0576-52-1515
URL:https://www.tenryou.co.jp/ (天領酒造公式サイト・直接注文可)
特定名称:純米吟醸酒
原料米&精米歩合:麴米・掛米ともにひだほまれ50%
アルコール度数:15%
酵母:花酵母
日本酒度:+3
酸度: 1.3
容量: 720ml (瓶)、1800ml(瓶)
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