やまもと ぴゅあぶらっく じゅんまいぎんじょう
2026.06.19
上品な吟醸香がふわりと広がる洗練された味わい
『山本 ピュアブラック 純米吟醸』は、秋田県八峰町に蔵を構える山本酒造店が手がける、モダンで洗練された味わいが魅力の純米吟醸酒です。蔵元・山本友文氏が掲げる“挑戦する酒造り”を象徴するシリーズの一つで、黒を基調としたスタイリッシュなデザインと、透明感のある味わいの対比が印象的な一本です。酒米には秋田県産の良質な米を使用し、蔵内の清冽な仕込み水と丁寧な低温発酵によって、雑味のないクリアな酒質を実現しています。
香りは穏やかで、メロンや白桃を思わせる上品な吟醸香がふわりと立ち上がります。華やかすぎず、食事の邪魔をしない絶妙なバランスが特徴です。口に含むと、柔らかな甘みとシャープな酸が心地よく調和し、後半にかけてキレの良い辛口の余韻がスッと伸びていきます。名前の“ピュアブラック”が示すように、透明感と芯の強さを併せ持つ味わいで、飲み飽きしない軽快さが魅力です。
冷酒で飲むとフレッシュさとキレが際立ち、刺身や白身魚の塩焼きなど繊細な料理と相性抜群です。一方で、常温に近づくと旨味がふくらみ、鶏の塩焼きや出汁を使った和食ともよく合います。モダンな酒質ながら、食中酒としての完成度が高く、幅広いシーンで楽しめる万能型の純米吟醸といえます。
山本酒造店の革新的な姿勢と、秋田の風土が生み出す清らかな味わいを堪能できる一本として、多くの日本酒ファンから支持されている銘柄です。
■飲み方あれこれ!!
涼冷え(15℃):
フレッシュな香りが最もきれいに立ち上がり、メロンや白桃のような吟醸香が爽やかに広がる。透明感のある味わいと軽快なキレが際立ち、食中酒として非常にバランスが良く、飲み飽きしない心地よさが楽しめる。
花冷え(10℃):
香りが引き締まり、よりシャープでクリアな印象が強まる。甘みは控えめに感じられ、酸がスッと伸びて辛口の余韻が冴える。刺身や白身魚など繊細な料理と合わせると、酒の透明感が料理の旨味を引き立てる。
常温(20℃):
温度が上がることで旨味がふくらみ、柔らかな甘みと酸の調和がより豊かに感じられる。冷酒とは異なる落ち着いた表情が現れ、出汁を使った和食や鶏の塩焼きなどと合わせると、穏やかな旨味が料理と寄り添うように広がる。
おすすめのマリアージュ
●白身魚の刺身(鯛・平目など):
透明感のある酒質と上品な吟醸香が、白身魚の繊細な旨味を壊さずに引き立てる。メロンや白桃のような香りが後味にふわりと重なり、清らかな余韻が続く。
●塩焼きの鶏肉(鶏もも・手羽先):
柔らかな甘みとシャープな酸が、鶏の脂の旨味をすっきりと切り、キレの良い辛口が後味を軽やかに整える。常温でも冷酒でも相性が良い万能の組み合わせ。
●出汁を使った和食(茶碗蒸し・お吸い物):
穏やかな香りとクリアな味わいが、出汁の旨味と自然に寄り添う。温度が上がると旨味がふくらむ酒質のため、料理の優しい風味をより深く感じられる。
●カルパッチョ(白身魚・ホタテ):
フレッシュな酸と軽快なキレが、オリーブオイルやレモンの爽やかさと調和。香りの華やかさが素材の甘みを引き立て、食中酒としての魅力が際立つ。
●天ぷら(海老・キス・野菜):
油を感じさせないクリアな飲み口が、揚げ物の重さを軽やかにリセット。ほのかな甘みと辛口の余韻が、天ぷらの香ばしさと心地よく調和する。
▶「株式会社山本酒造店」のこと
「株式会社山本酒造店」は、秋田県山本郡八峰町に蔵を構える酒蔵で、1901年(明治34年)に創業した歴史を持つ。日本海に面した八森の地は、豊かな自然と清冽な水に恵まれ、古くから酒造りに適した環境として知られてきた。同社は地域に根ざした酒造りを続けながらも、時代に合わせた革新的な取り組みを積極的に行う蔵として評価されている。特に現蔵元である山本友文氏の就任以降、従来の枠にとらわれない発想と技術を取り入れ、モダンな酒質を追求する姿勢が強く打ち出されるようになった。
酒造りの特徴としてまず挙げられるのは、徹底した品質管理と少量仕込みによる丁寧な醸造である。蔵内の温度管理や発酵のコントロールを細やかに行い、雑味のないクリアな酒質を実現している。また、秋田県産米を中心に、酒米の個性を最大限に引き出す仕込みを行う点も特徴で、米の旨味と透明感のある味わいを両立させた酒が多い。さらに、酵母や麹の選定にも独自の工夫を凝らし、香りと味わいのバランスを重視した酒造りを展開している。
近年では「山本」ブランドを中心に(※)、スタイリッシュなデザインと現代的な味わいを持つ商品を多数展開し、全国的な人気を獲得している。フレッシュで軽快な飲み口から、旨味をしっかり感じられるタイプまで幅広く、食中酒としての完成度も高い。伝統を守りつつも挑戦を続ける姿勢が「株式会社山本酒造店」の魅力であり、秋田の風土を生かした酒造りを未来へとつなぐ蔵として注目されている。
⇒「山本」ブランドを中心に(※)
〇「山本酒造店」は長らく地域密着の地酒蔵として親しまれてきましたが、現蔵元・山本友文氏が中心となり、自社ブランド「山本」シリーズを立ち上げたことは大きな転機となった。従来の日本酒のイメージを覆すスタイリッシュなデザインと、透明感のあるモダンな酒質が全国で話題を呼び、秋田の地酒を新たなステージへ押し上げるきっかけとなりました。「山本」シリーズは、若い世代や日本酒初心者にも手に取りやすいデザインと味わいで人気を集めている。フレッシュで軽快な飲み口や香りのバランスの良さが評価され、従来の日本酒ファンだけでなく、新たな層を開拓することに成功している。
▶「株式会社山本酒造店」の歴史(年表)
1901年(明治34年):
秋田県山本郡八森村(現・八峰町)にて創業。日本海沿いの豊かな自然と清冽な水を生かした酒造りを開始する。
1920年代(大正期):
地域に根ざした地酒蔵として基盤を固め、地元消費を中心に安定した生産体制を築く。
1945年(昭和20年):
戦後の混乱期を乗り越え、酒造りを再開。地域の需要に応えるため、設備の復旧と増強を進める。
1960年代(昭和期):
近代化に向けて蔵内設備を整備し、品質向上を目的とした温度管理や衛生管理の強化を図る。
1980年代(昭和後期):
吟醸酒ブームの高まりを受け、香りと味わいのバランスを重視した酒造りへと方向性を広げる。
2000年代初頭(平成期):
蔵元の世代交代が進み、山本友文氏が中心となって新たなブランド戦略を構築。革新的な酒造りへの挑戦が始まる。
2008年(平成20年):
自社ブランド「山本」シリーズを本格展開。スタイリッシュなデザインとモダンな酒質が全国で注目を集める。
2010年代(平成期):
少量仕込みや徹底した温度管理など、品質重視の醸造体制を確立。秋田県産米の特性を生かした酒造りが高く評価される。
2020年代(令和期):
「ピュアブラック」をはじめとする多彩なラインナップが人気を博し、全国的なブランドとして確固たる地位を築く。伝統と革新を両立した蔵として注目され続けている。
Data
生産者:株式会社山本酒造店
住所:秋田県山本郡八峰町八森字八森269
創業:1901年(明治34年)
TEL:0185-77-2311
URL:https://www.yamamoto-brewery.com/ (山本酒造店公式サイト・直接注文不可)
特定名称:純米吟醸酒
原料米&精米歩合:麹米:秋田酒こまち(秋田県産)50%、掛米:秋田酒こまち(秋田県産)55%
アルコール度数:15%
酵母: 秋田酵母 No.12
日本酒度:+2
酸度:1.8
容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶)
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