福来 大吟醸

ふくらい だいぎんじょう

2026.05.10

南部杜氏の技が生む繊細で気品ある香りと旨み

『福来 大吟醸』は、岩手県久慈市の蔵元・株式会社福来が手がける大吟醸酒で、南部杜氏の伝統技術を受け継ぎながら丁寧に造られた一本です。原料米には兵庫県産山田錦100%が使用され、雑味を徹底的に取り除くために精米歩合40%まで磨き上げられています。これにより、米の中心部だけを贅沢に使った透明感のある味わいが生まれます。

仕込みは低温での長期発酵によって行われ、香りと味わいのバランスを最大限に引き出しています。口に含むとまずフルーティーで華やかな吟醸香が広がり、その後に続くのは柔らかく上品な甘みと、雑味のない澄んだ旨みです。余韻は穏やかで優しく、飲み飽きしない軽やかさを持ちながらも、大吟醸らしい気品をしっかりと感じさせます。

味わいは日本酒度+3のやや辛口寄りで、酸度1.4、アルコール度数16度と、香りの華やかさと味のキレの良さが両立した設計になっています。食中酒としても優秀で、特に白身魚の刺身、カルパッチョ、魚介のマリネ、寿司、天ぷら、酢の物など、繊細な味わいの料理と相性が良いとされています。香りの強い料理や脂の多い料理は、酒の繊細さを損なうため避けた方がよいとされています。

「福来 大吟醸」は蔵元の代表的な人気商品であり、長年にわたり地域で愛されてきた銘柄です。丁寧な麹造りや手作業を重んじる姿勢が酒質に表れており、贈答用としても喜ばれる上質な一本です。

■飲み方あれこれ!!

涼冷え(15℃):

華やかな吟醸香が最も心地よく立ち上がり、フルーティーさと透明感のある旨みがバランスよく広がる温度帯です。やや辛口のキレが引き締まり、雑味のない大吟醸らしい上質さを最も素直に感じられます。

花冷え(10℃):

香りはやや控えめになりますが、その分シャープな飲み口が際立ち、澄んだ味わいと軽やかな甘みがすっきりと楽しめます。キレの良さが増し、食中酒としても非常に合わせやすい印象になります。

常温(20℃):

温度が上がることで香りがふくらみ、米の旨みと柔らかな甘みが穏やかに広がります。冷酒とは異なる落ち着いた表情が現れ、南部杜氏の丁寧な造りによる奥行きのある味わいをゆったりと楽しめます。

おすすめのマリアージュ

●白身魚の刺身(鯛・平目):

華やかな吟醸香と透明感のある旨みが、白身魚の繊細な甘みを優しく引き立てます。やや辛口のキレが後味をすっきりと整え、素材の良さをそのまま楽しめます。

●帆立のカルパッチョ:

フルーティーな香りと上品な甘みが帆立の甘さと重なり、味わいに立体感が生まれます。オリーブオイルのコクを軽やかに流し、余韻は清らかに続きます。

●天ぷら(海老・キス):

軽やかな衣の香ばしさと大吟醸の澄んだ旨みが調和し、油を感じさせない爽やかな後味に仕上がります。キレの良さが料理を引き立て、食が進む組み合わせです。

▶「株式会社福来」のこと

「株式会社福来」は、1907年(明治40年)に久慈清輔が酒造業を開始したことに始まり、100年以上にわたり久慈市で日本酒造りを続けてきた歴史ある蔵元である。創業当初から「福が来る」という縁起の良い名を掲げ(※)、地域の人々に親しまれてきた。1955年には法人化され、2001年に現在の社名へと変更し、伝統を守りながらも時代に合わせた酒造りを進めている。

⇒「福が来る」という縁起の良い名を掲げ(※)

〇「株式会社福来」の酒名は、創業当時の酒造り開始の場で偶然生まれたと伝えられている。明治40年、久慈清輔が酒造りを始める際、親戚を交えて酒名を相談していたが、なかなか良い案が出ず皆が思案していたという。そのとき、よちよち歩きの幼い子ども「ふく」が部屋に入ってきた。誰かが思わず「ふくが来た」と声を上げ、その場がぱっと明るくなった。この出来事をきっかけに、「飲む人・売る人・造る人に“福”が“来”るように」という願いを込めて酒名が「福来」と命名された。

蔵が位置する久慈市は、北上山系の清らかな水と豊かな自然に恵まれた土地であり、この環境が酒造りに適した良質な仕込み水をもたらしている。また、岩手県は南部杜氏の本場として知られ、「株式会社福来」もその技術を受け継ぎ、丁寧な麹造りと繊細な温度管理を重視した醸造を行っている。これにより、雑味の少ない澄んだ味わいと、香りのバランスに優れた酒質が特徴となっている。

原料米には、兵庫県産山田錦のほか、岩手県が開発した酒造好適米「吟ぎんが」や「ぎんおとめ」なども積極的に採用している。これらの米を40〜60%まで磨き上げ、低温でじっくり発酵させることで、華やかな吟醸香と柔らかい甘み、透明感のある旨みを引き出している。特に大吟醸酒は、香りの高さと上品な余韻が評価され、地元のみならず広く愛されている。

また、地域との結びつきも深く、久慈市の特産品や文化を生かした商品づくりにも取り組んでいる。山ぶどうを使ったリキュールや、地元産米を使った特別純米酒など、地域性を反映した多彩なラインナップを展開している点も特徴である。

長い歴史と南部杜氏の技、そして久慈の自然が育んだ「株式会社福来」の酒は、縁起の良さとともに、丁寧な造りによる確かな品質で多くの人々に親しまれ続けている。

▶「株式会社福来」の歴史(年表)

1907年(明治40年):

久慈清輔が久慈市で酒造業を開始し、「福来」の歴史が始まる。

1955年(昭和30年):

組織を法人化し、社名を「株式会社久慈清酒造店」とする。

2001年(平成13年):

社名を現在の「株式会社福来」へ変更し、ブランドイメージを刷新する。

2002年(平成14年):

大澤光太が代表取締役に就任し、蔵の運営と酒造りの中心を担う体制となる。

Data

生産者:株式会社福来

住所:岩手県久慈市宇部町5-31

創業:1907年(明治40年)

TEL:0194-56-2221

URLhttp://www.maroon.dti.ne.jp/fukurai/ (福来公式サイト・電話/fax/メール等で直接注文可)

特定名称:大吟醸酒

原料米&精米歩合:麹米・掛米ともに山田錦(兵庫県産)40%

アルコール度数:16%

酵母:M310

日本酒度:+3

酸度: 1.4

容量: 300ml(瓶)、720ml(瓶)、1800ml(瓶)

 

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