ブナハーブン12年

Bunnahabhain 12 Years Old

2026.05.02

アイラ島で際立つ穏やかな味わいを持つ一本

『カリラ12年』は、アイラ島の海に寄り添うように建つカリラ蒸留所が生み出す、軽快で透明感のあるスモーキーさが特徴のシングルモルトウイスキーです。アイラモルトといえば重厚なピートや薬品香を想像しがちですが、「カリラ12年」はその中でも特に爽やかで、海風のような清涼感をまとった独自の個性を持ちます。

香りはレモンピールや青リンゴのフレッシュな印象に、柔らかなピートスモークと潮気が重なり、軽やかでありながら奥行きのある複雑さを感じさせます。口当たりはオイリーで滑らか。麦芽の甘み、バニラの柔らかさ、ほのかなハーブの苦味がバランスよく広がり、後半には穏やかなスモークと塩気がゆっくりと残ります。余韻は長くクリーンで、アイラらしさを感じさせつつも重すぎないため、スモーキーウイスキーの入門としても適した一本です。

背の高いポットスチルが生む軽快な酒質と、海に面した熟成環境がもたらすミネラル感が、12年の熟成を経て見事に調和し、飲むたびに海と風景を思い起こさせるような深みを備えています。

■飲み方あれこれ!!

ロック:

冷やされることで甘みとコクが引き締まり、シェリー樽由来のレーズンのような香りがよりクリアに感じられます。非ピートの柔らかさが際立ち、穏やかな余韻がゆっくりと続きます。

トワイスアップ:

少量の加水で香りが一気に開き、ナッツやキャラメルの甘さがふくらみます。アルコールの刺激が和らぎ、ブナハーブンらしい優しい麦芽の旨みがより繊細に感じられます。

ストレート:

シェリー樽の甘やかさと海風由来のほのかな塩気が最もバランスよく広がります。豊かな香味が層を成し、非ピートの上品で落ち着いた味わいをしっかりと堪能できます。

 

▶「ブナハーブン蒸留所」のこと

「ブナハーブン蒸留所」は、1881年にスコットランド・アイラ島の北東部、ポートアスケイグ近郊に創業した歴史ある蒸留所で、当時のウイスキー需要拡大に応えるために海沿いの僻地に建設された。創業と同時に作業員のための村や道路、桟橋が整備され、孤立した土地ながらも生産体制を整え(※)、ブレンデッド用原酒の供給地として発展していった。

⇒孤立した土地ながらも生産体制を整え(※)

〇「ブナハーブン蒸留所」は、アイラ島の中でも特に人里離れた北東部に建てられたため、創業当初は船でしかアクセスできない“孤立した蒸留所”として知られていました。物資の運搬や従業員の生活を支えるために、蒸留所と同時に村・道路・桟橋が整備され、まるで蒸留所を中心に一つの小さなコミュニティが形成されたという独特の成り立ちを持っています。この環境が、海風を受けた穏やかな熟成というブナハーブンらしい個性を育てる要因にもなりました。

アイラ島の蒸留所としては珍しく、創業当初からピートを強く焚かない穏やかな酒質を特徴とし、透明感のある麦芽の甘みと海風由来のミネラル感を備えた独自のスタイルを築いてきた。蒸留所の立地は海に面しており、熟成庫には潮気を含んだ風が吹き込み、樽の中でゆっくりと育つ原酒に柔らかな塩気と丸みを与える。この環境が、アイラモルトでありながら重すぎず、軽やかで上品な味わいを持つウイスキーを生み出す大きな要因となっている。

「ブナハーブン蒸留所」のウイスキー造りは、クリーンでオイリーな酒質を生むための長い発酵時間と、背の高いポットスチルによる軽やかな蒸留が特徴である。これにより、ピート香を抑えた繊細なフレーバーが際立ち、シェリー樽熟成との相性も非常に良い。特に12年熟成の原酒は、シェリー樽由来のレーズンやキャラメルの甘さと、海風のミネラル感が調和し、穏やかで奥行きのある味わいを形成する。近年ではノンピートだけでなくピーテッド原酒の限定品も手がけているが、基本となるスタイルはあくまで柔らかく上品な酒質であり、アイラ島の中でも独自の存在感を放っている。

伝統を守りつつも設備の近代化を進め、丁寧な造りを続ける「ブナハーブン蒸留所」は、今もなお世界中のウイスキーファンから高い評価を受ける蒸留所である。

▶「ブナハーブン蒸留所」の歴史(年表)

1881年:

「ブナハーブン蒸留所」がアイラ島北東部ポートアスケイグ近郊に創業し、同時に作業員のための村や桟橋が整備され、生産体制が確立された。

1883年:

蒸留所の操業が本格化し、ブレンデッド用原酒の供給地として重要な役割を担い始める。

1930年:

世界恐慌の影響を受け、生産量が大きく落ち込み、蒸留所の稼働が不安定になる。

1937年:

スコッチウイスキー業界の再編により、蒸留所が大手企業の管理下に入り、設備維持と操業継続が図られる。

1963年:

需要増加に対応するため大規模な改修が行われ、ポットスチルの増設や設備の近代化が進められた。

1981年:

ウイスキー不況の影響で一時閉鎖され、蒸留所は休止状態となる。

1984年:

操業が再開され、再びアイラ島の重要な生産拠点として稼働を取り戻す。

1993年:

「ブナハーブン蒸留所」がシェリー樽熟成原酒の比率を高め、現在の柔らかく甘やかなスタイルが確立されていく。

2013年:

親会社「ディステル」が蒸留所の設備投資を進め、熟成庫やビジターセンターの整備が強化される。

2021年:

「ディステル」がハイネケングループに統合され、蒸留所は新体制のもとでブランド価値向上と限定品の展開を加速させる。

Data

蒸留所:ブナハーブン蒸留所(ハイネケン N.V.)

所在地:Northeast Islay, near Port Askaig, Scotland

URLhttps://bunnahabhain.com/  (ブナハーブン蒸留所公式サイト)

創業年:1881年

蒸留器:タマネギ型(初×2基、再×2基)

アルコール度数:46.3度

容量:700ml(瓶)

 

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