The Macallan Double Cask 12 Years Old
2025.10.08

甘さとスパイスが調和する贅沢な一杯
『ザ・マッカラン ダブルカスク12年』は、スコットランド・スペイサイド地方にある名門蒸留所「ザ・マッカラン」が誇るシングルモルトウイスキーのひとつです。このウイスキーの最大の特徴は、アメリカンオークとヨーロピアンオークの2種類のシェリー樽で熟成されている点にあります。アメリカンオーク由来のバニラや柑橘系の甘さと、ヨーロピアンオークから引き出されるスパイシーで深みのある風味が絶妙に融合し、複雑ながらもバランスの取れた味わいを生み出しています。
色合いはリッチなゴールドで、グラスに注ぐとオレンジピールやドライフルーツ、ナツメグのような香りが立ち上がり、飲む前から期待感を高めてくれます。口に含むと、なめらかな口当たりとともに、ハチミツのような甘さとほのかなオークの渋みが広がり、長く続く余韻が心地よく残ります。
12年という熟成期間は、原酒の個性を引き出しながらも、樽の影響を程よく受け止める絶妙なバランスを保っており、初心者からウイスキー愛好家まで幅広く楽しめる一本です。食後のリラックスタイムや特別な日の乾杯にふさわしい、上質で洗練されたウイスキーと言えるでしょう。
■飲み方あれこれ!!
〇気分やシーンに合わせて、ぜひいろいろな飲み方を試してみてください。どのスタイルでも、このウイスキーの魅力がしっかりと感じられます。
ストレート:
ウイスキー本来の香りと味わいをダイレクトに楽しめる飲み方です。バニラやハチミツの甘さ、ドライフルーツの芳醇な香りが際立ち、余韻のスパイシーさまでしっかりと感じられます。常温でゆっくりと味わうのがおすすめです。
少量加水:
ほんの少しの水を加えることで香りが開き、味わいがまろやかになります。タンニン由来の渋みが和らぎ、フルーティーさがより際立ちます。香りの変化を楽しみたい方に最適です。
トワイスアップ:
ウイスキーと同量の水を加える飲み方です。ボディが崩れることなく、モルトの甘さとスパイシーさが調和し、優しい口当たりになります。初心者にも飲みやすく、香りの広がりが豊かです。
オン・ザ・ロック:
氷を加えることで冷却され、香りが落ち着きます。時間とともに加水が進み、味の変化を楽しめるのが魅力です。焦げたビスケットやカラメルのような香ばしさが感じられ、大人の夜にぴったりです。
ハイボール:
炭酸水で割ることで爽快感が増し、華やかな果実香が広がります。後味はすっきりとしたスパイシーさが残り、食事との相性も抜群です。特にチーズやナッツとのペアリングがおすすめです。
▶「ザ・マッカラン蒸溜所」のこと
「ザ・マッカラン蒸溜所」は、スコットランド・スペイサイド地方に位置する世界的に名高いシングルモルトウイスキーの蒸溜所です。その歴史は1824年に始まり、政府公認の蒸溜所として登録されたことで、合法的なウイスキー造りがスタートしました。創業者アレクサンダー・リードは、地元の農家として小規模な蒸溜を行っていましたが、品質へのこだわりと革新性が評価され、次第に世界中のウイスキー愛好家から注目を集める存在となりました。
アルネスは自然に満ちた美しい場所で、また大麦の大生産地帯でもある。古くから鹿狩りが盛んで、その歴史を背景にダルモアのボトルには鹿の紋章が施されている。
「ダルモア」とはゲール語で、「広大な草原」とか「広大な湿地」を意味する「Dail Mòr」に由来している。 ダルモア蒸留所は、ジャーディン&マセソン商会の共同経営者、アレクサンダー・マセソンによって1839年に創設された。
「マッカラン」のウイスキー造りの最大の特徴は、徹底した品質管理と素材へのこだわりです。まず注目すべきは「樽」への情熱。マッカランでは、スペイン産のオロロソシェリー樽を中心に、アメリカンオークとヨーロピアンオークの2種類の樽を使用しています。これらの樽は自社で管理する森林から木材を調達し、スペインでシェリー酒を詰めて熟成させた後にウイスキーの熟成に使用されるという、非常に手間のかかる工程を経ています。樽の品質がウイスキーの風味に直結するという哲学のもと、樽づくりに約6年もの歳月をかけることもあります。
また、蒸溜工程にも独自のこだわりがあります。「マッカラン」では、スペイサイドで最も小型の銅製ポットスチルを使用しており、これにより濃密で香り高いスピリッツが抽出されます。さらに「ファイネストカット」と呼ばれる工程では、蒸溜されたスピリッツの中でも最も品質の高い16%のみを厳選して使用。この厳格な選別が、マッカランのウイスキーに深みと複雑さを与えています。
色合いにもこだわりがあり、着色料は一切使用せず、すべて樽由来の自然な色味を採用しています。原料には指定農家から仕入れた大麦麦芽を使用し、蒸溜所近くの泉から湧き出る清らかな水を仕込み水として使用。これらの自然素材と伝統的な製法が融合することで、マッカランならではの芳醇で滑らかな味わいが生まれるのです。
現在では、「ザ・マッカラン」は「ウイスキー界のロールスロイス」とも称されるほどの高級ブランドとして知られ、世界中のコレクターや愛好家に愛されています。限定品や長期熟成品は高値で取引されることも多く、その品質とブランド力は揺るぎないものとなっています。伝統と革新を融合させたマッカランのウイスキー造りは、今もなお進化を続けており、ウイスキーの未来を切り拓く存在として注目されています。
▶「ザ・マッカラン蒸溜所」の歴史(年表)
1824年:
アレクサンダー・リードがスコットランド・スペイサイド地方にて、政府公認の蒸溜所としてザ・マッカランを創設。8エーカーの土地を借りて、小規模なウイスキー造りを開始した。
1892年:
ロデリック・ケンプが蒸溜所を買収。品質向上と商業展開を進め、スペイン産シェリー樽による熟成スタイルを確立。マッカランの近代化に大きく貢献した。
1909年:
ロデリック・ケンプが死去。蒸溜所の経営はケンプ財団に引き継がれ、1990年代までその影響力が続いた。
1961年:
マッカランが370エーカーのエステートを購入。敷地内には現在の象徴的な建物「イースター・エルキース・ハウス」も含まれていた。
1965年:
蒸溜釜の数を6基から12基に増設。生産能力の拡大が進み、世界市場への供給体制が強化された。
1968年:
株式を公開し、資金調達を実施。シングルモルトとしてのブランド展開を本格化させる準備が整った。
1974年:
さらに6基の蒸溜釜を追加し、合計18基に。翌年には21基に達し、モルト蒸溜所として有数の規模となった。
1996年:
ハイランド・ディスティラーズ社がサントリー以外の全株式を取得し、マッカランの経営権を獲得。
1999年:
ハイランド・ディスティラーズ社がエドリントン・グループ傘下の「The 1887 Company」に統合され、マッカランは新たな体制で運営されるようになる。
2018年:
6年の歳月をかけて新蒸溜所が完成(※)。革新的な建築デザインと最新設備を備え、伝統と未来を融合させた施設として世界中から注目を集めた。
■6年の歳月をかけて新蒸溜所が完成(※)
〇2018年に完成した新蒸溜所は、自然と調和する草屋根を持つ革新的な建築。約210億円を投じて設計されたこの施設は、環境への配慮と美しさを兼ね備え、世界中のウイスキーファンから注目を集めました。
Data
所有者:ザ・マッカラン蒸溜所(エドリントン社)
所在地:Craigellachie,Banffshire
URL:https://www.suntory.co.jp/whisky/macallan/ (サントリー公式HP)
創業年:1824年
蒸留器:ストレートネック型(初溜×12基、再溜×24基)
アルコール度数:40度
容量:700ml
【広告】楽天/ウイスキー通販
【広告】Amazon/ウイスキー通販
・ご指定以外の商品も表示されます。
・お酒は二十歳になってから。