Jever Pilsener
2025.07.10

北ドイツ生まれの硬派なピルスナー
『イェヴァー ピルスナー』は、ドイツ北部・フリースラント地方の港町イェヴァーで生まれた本格派ピルスナー。最大の特徴は、フリースラント地方特有の軟水を使用した仕込みによって生まれる鋭くシャープな苦味とドライな余韻。一般的なピルスナーよりも際立ったホップの効きが、飲み始めから最後のひと口まで芯のある味わいを演出します。
見た目は淡くクリアながらも、その内側にはキレのあるビター感と凛とした骨格が潜んでおり、ビール通から高い評価を受けています。食事との相性も良く、脂っこい料理をすっきりと流し、繊細な味付けを引き立てる万能ぶりも魅力。シンプルながら奥深いその味は、飾らない大人の一杯として、カジュアルな飲みの席から本格派の嗜みにも対応する懐の広さを持っています。
ベルギービールを発掘し広く世に知らしめたビール評論家・故マイケル・ジャクソンは、自著のピルスナー部門において唯一星(★)4つをつけている。
■飲み頃温度
〇「イェヴァー ピルスナー」の飲み頃温度は8〜10℃が理想的。この温度帯では、ハラタウ種ホップのスパイシーで爽快な香りと、ドライな苦味がバランスよく引き立ちます。- 冷やしすぎると香りが閉じてしまうため、冷蔵庫から出して少し置いてから飲むのがおすすめです。
▶「イェヴァー醸造所」のこと
「イエヴァー醸造所」は、ドイツの北部フリースラント地方に位置する歴史的なビール製造所で、1848年に設立されました。創業者ディードリッヒ・ケーニッヒの手によって生まれたこの醸造所は、小規模ながら地域のビール文化に大きな影響を与える存在に成長しました。
ビール造りにおいてイエヴァー醸造所が誇るのは、フリースラント地方ならではの自然環境を生かした製法です。特に注目すべきは、非常に軟らかく透明度の高い地下水の使用。この水は、鉄分と酸素が豊富でピルスナータイプのビールの醸造に非常に適しており、他の地域の水とは一線を画す特別な味わいを引き出します。
さらに、「イエヴァー醸造所」では高品質のホップ、特にバイエルン産のハラタウ種のアロマホップを使用することで知られています。これにより、ビールに力強いホップの苦味とスパイシーな香りを与え、シャープな飲み心地を実現しています。
1934年には「JEVER Pilsener」というブランド名でピルスナービールの販売が開始され、これが醸造所の名声を確立した重要な出来事となりました。「イエヴァー ピルスナー」の最大の魅力は、爽快で飲みやすい苦味と、スッキリとした後味。これらは特に濃い味付けの料理や和食との相性が良いとされています。
「イエヴァー醸造所」の歴史は、製品だけでなくその地域文化や伝統とも深く結びついています。現在もその緑色の瓶とJever城のアイコンがラベルに描かれ、ブランドの象徴として愛されています。このラベルデザインは、地域の誇りを伝える重要なシンボルとなっています。
長い歴史の中で、イエヴァー醸造所はドイツだけでなく世界中に知られるブランドとして進化し続けており、特にピルスナータイプのビール愛好家に人気を博しています。ビール純粋令に基づいたシンプルながらも奥深い味わいは、イエヴァーが持つ独自性を存分に表しています。ぜひ、この歴史を一杯のビールと共に感じてみてください。
▶「イエヴァー醸造所」の歴史(年表)
1848年:
ディードリッヒ・ケーニッヒがフリースラント地方イエヴァーに醸造所を創設。
1867年:
ケーニッヒの息子が醸造所をテオドール・フェトケターに売却。設備改良と品質向上が進む。
1870年頃:
緑色の瓶を導入し、ブランドの象徴として定着。
1934年:
ブラウマイスターのエルンスト・ベームが「フリースラント風の苦味」を持つレシピを開発。「Jever Pilsener」として販売開始。
1950年代:
Jever Pilsenerが急成長し、国内外で人気を獲得。
1970年代:
製品デザインが進化し、ブランドイメージを刷新。
1990年:
ピルスナーのラベルデザインがモダン化。
1997年:
新製品「Jever Light」「Jever Fun」を発売し、ラインアップを拡充。
2004年:
Oetkerグループの傘下に入り、国際展開を強化。
2023年:
創業175周年を迎え、記念キャンペーンを実施。
Data
製造元:イエヴェー醸造所 (OETKER社)
創業:1848年
スタイル:ピルスナー(下面発酵)
原料:麦芽、ホップ
アルコール度数:4.9%
内容量:330ml(瓶)
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