フランツィスカーナー ヘーフェ・ヴァイスビア

Franziskaner Hefe-Weissbier

2025.07.31

フランツィスカーナー ヘーフェ・ヴァイスビア ラベル

酵母まで飲み干す五感で感じるヴァイツェン

『フランツィスカーナー ヘーフェ・ヴァイスビア』は、ドイツ・ミュンヘンにルーツを持つ歴史ある小麦ビールで、16世紀のフランシスコ会修道院に由来する伝統的な製法を継承しています。小麦麦芽をふんだんに使用した濁りのある黄金色の液体は、美しく柔らかな泡をまとい、見た目からしてすでに豊かな味わいへの期待を高めます。

香りはバナナやクローブを思わせるフルーティーかつスパイシーな印象で、ヴァイツェン特有の酵母由来のニュアンスが飲む前からグラス越しに広がります。口に含むと、まろやかな酸味と麦の旨味が調和し、奥深いコクが余韻として長く残ります。瓶内熟成によって味わいの層が広がり、一杯の中に豊かな表情を見出すことができます。

軽やかでありながらしっかりとした飲みごたえがあり、午後のリラックスタイムや休日のブランチ、魚料理やチーズとのペアリングにもぴったり。世界中のビールファンから長年愛され続ける理由が、グラスの中に凝縮されたような、品格あるヴァイツェンの逸品です。

■飲み頃温度

〇「フランツィスカーナー ヘーフェ・ヴァイスビア」の魅力を最大限に引き出すには、9〜12℃が理想的とされています。冷やしすぎると、バナナやクローブを思わせる華やかな香りが閉じてしまい、酵母由来のふくよかな味わいも感じにくくなります。グラスに注ぐ前に、瓶を軽く回して底の酵母を混ぜると、よりまろやかな口当たりになります。

 

▶「シュパーデン・フランツィスカーナー醸造所」のこと

「フシュパーデン・フランツィスカーナー醸造所」は、ドイツ・ミュンヘンに拠点を置く歴史ある醸造所で、1363年に「Bräustatt bey den Franziskanern(フランシスコ会修道院そばの醸造所)」として創業されたのが始まりです。創業者はザイデル・ファーターシュテッターとされ、修道院の近くという立地から「フランツィスカーナー」という名が定着しました。1861年には、ミュンヘンのもう一つの名門醸造所「シュパーテン」の経営者ヨーゼフ・セドルマイヤーがフランツィスカーナーを買収し、両ブランドの歴史が交差します。1922年には正式に合併し、現在の「フシュパーデン・フランツィスカーナー醸造所(Spaten-Franziskaner-Bräu)」として再編されました。

1964年には、現在の代表銘柄「フランツィスカーナー・ヘーフェ・ヴァイスビア」が登場。バイエルン地方の伝統的な白ビール(ヴァイツェン)スタイルを踏襲しつつ、瓶内熟成による深みと、酵母由来のフルーティーな香りが特徴です。バナナやクローブを思わせるアロマ、まろやかな口当たり、そして軽快な酸味とコクのバランスが、世界中のビール愛好家に支持されています。

ビール造りにおいては、バイエルンの「ビール純粋令(Reinheitsgebot)」に則り、水・麦芽・ホップ・酵母のみを使用。特に小麦麦芽を50%以上使用することで、白濁した外観とクリーミーな泡立ちを実現しています。酵母を濾過しない「ヘーフェ」スタイルにより、酵母の旨味と香りがそのまま楽しめるのも魅力です。

現在は世界最大のビール企業、バドワイザーで有名な「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」の傘下にあり、グローバル展開を進めながらも、ミュンヘンの伝統と職人技を守り続けています。ラベルに描かれた修道士の姿は、ブランドの精神と歴史を象徴するアイコンとして親しまれています。

 

▶「シュパーデン・フランツィスカーナー醸造所」の歴史(年表)

1363年:

ミュンヘンにて「Bräustatt bey den Franziskanern(フランシスコ会修道院そばの醸造所)」として創業。

1397年:

シュパーテン醸造所がミュンヘンで創業。

1841年:

フランツィスカーナー醸造所がミュンヘン郊外のリリエンベルクへ移転。

1861年:

シュパーテンの経営者ヨーゼフ・セドルマイヤーがフランツィスカーナーを買収。

1872年:

フランツィスカーナーがオクトーバーフェストで初めてビールを提供(※)

1922年:

シュパーテンとフランツィスカーナーが合併し「シュパーデン・フランツィスカーナー醸造所」が誕生。

1935年:

修道士を描いた現在のラベルデザイン(※2)が採用される。

1964年:

代表銘柄「フランツィスカーナー・ヘーフェ・ヴァイスビア」が初登場。

1974年:

「ヘーフェ・ヴァイスビア」の名称が現在の形に変更。

2005年:

インベブ社に買収される(のちにABインベブ傘下へ)。

2009年:

ABインベブ社の傘下としてグローバル展開を加速。

■オクトーバーフェストで初めてビールを提供(※)

〇1872年、フランツィスカーナーはミュンヘンのオクトーバーフェストで初めてビールを提供。このとき登場した「メルツェン」スタイルは、春に仕込んで秋に飲むことを想定した保存性の高いビールで、現在のフェストビアの原型となりました。

■修道士を描いた現在のラベルデザイン(※2)

〇ブランドの象徴である修道士のラベルは、1935年にポスター芸術家ルートヴィヒ・ホールヴァインによってデザインされました。フランシスコ会修道院の近くで創業した歴史を反映した、印象的なアイコンです。

Data

製造元:シュパーデン・フランツィスカーナー醸造所(アンハイザー・ブッシュ・インベブ社)

スタイル: ヘーフェ・ヴァイツェン(上面発酵)

原料: 大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ

アルコール度数: 5.0%

内容量:500ml

 

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