ヱビスビール

Yebisu Beer

2026.01.17

ヱビスビール

130年以上前に造られていたプレミアムビール

『ヱビスビール』は、日本のプレミアムラガーを代表する存在として長く愛されてきた、本格志向のビールである。1890年の誕生以来、ドイツのビール文化を手本に「麦芽100%」「吟味された酵母」「バイエルン産アロマホップ」「長期熟成」という4つの柱を守り続けてきた点が最大の特徴だ。サッポロビールが公開している公式情報でも、ヱビスは“唯一無二のビール”として位置づけられ、素材と製法への徹底したこだわりが語られている。

まず、「ヱビスビール」の核となるのは、麦芽100%ならではの豊かな旨味と深いコクである。副原料を使わず、麦芽とホップのみで仕上げることで、穀物由来の甘みや厚みのある味わいがしっかりと感じられる。さらに、ヱビス酵母が生み出す華やかで奥行きのある香りが、ビール全体の印象をより豊かにしている。ホップはバイエルン産アロマホップをふんだんに使用し、清々しい香りと上質な苦味が絶妙なバランスで調和する。これらの要素が重なり合うことで、ヱビス特有の「ヱビス香」と呼ばれる複層的な香りが生まれる。

また、通常のビールよりも約1.5倍の時間をかけて熟成させる長期熟成も、「ヱビスビール」の味わいを形づくる重要な工程である。時間をかけてじっくりと寝かせることで、雑味のない丸みのある味わいと、クリアで美しい黄金色が実現する。泡はきめ細かく、香りを閉じ込める役割を果たし、飲み始めから余韻まで一貫した上質さを保つ。

さらに、「ヱビスビール」は原料の選定にも強いこだわりを持ち、欧州産麦芽や契約栽培による高品質なホップを使用することで、安定した香味と高い完成度を維持している。これらの積み重ねが、「ヱビスビール」を「本物のおいしさを追求し続けるプレミアムビール」として確固たる地位に押し上げている。

「ヱビスビール」は、重厚さと上品さを兼ね備えた、日本を代表する正統派プレミアムラガーであり、長い歴史の中で磨き上げられた品質と味わいが、多くの人々を魅了し続けている。

■飲み方あれこれ!!

飲み頃温度:

6~8℃位で。「ヱビスビール」は、麦芽100%、長期熟成、バイエルン産アロマホップを特徴とする、香りとコクの豊かなプレミアムラガーです。一般的なラガーの適温は4〜8℃とされていますが、ヱビスのように香味が厚いビールは やや高めの温度帯(6〜8℃) が最もバランスよく楽しめます。

おすすめのマリアージュ

ローストビーフ:

麦芽の甘みと肉の旨味が重なり、ホップの苦味が脂を切ってくれる。

海老フライ・カニクリームコロッケ:

揚げ物の香ばしさとコクに、ヱビスのリッチな味わいがよく寄り添う。

熟成チーズ(ゴーダ・コンテなど):

麦芽の深みと熟成香が響き合い、余韻が長く続く組み合わせ。

欧風ビーフカレー:

スパイスの香りと濃厚なルーに、ヱビスの重厚なボディが負けずに調和する。

■その他のラインナップ

サッポロ生ビール黒ラベル

▶「ヱビスビールとサッポロビール株式会社」」のこと

「ヱビスビールとサッポロビール株式会社」の歴史は、日本のビール文化の形成そのものと深く結びついている。「サッポロビール」の源流は1876年、北海道開拓使が札幌に「開拓使麦酒醸造所」を設立したことに始まる。日本人として初めてドイツで醸造技術を学んだ中川清兵衛を迎え、本格的なラガービール造りを開始した。翌1877年には冷製「札幌ビール」が東京で発売され、ラベルに描かれた北極星は現在まで続く「サッポロビール」の象徴となった。原料の大麦やホップを北海道で栽培する取り組みも早くから進められ、1880年代には全量を道内産で賄う体制が整うなど、国産原料へのこだわりが特徴として根付いていった。

一方、「ヱビスビール」は1887年に設立された日本麦酒醸造会社がルーツである。1889年、東京・目黒にドイツ製設備を備えた近代的な醸造場が完成し、1890年に「恵比寿ビール」として発売された。当初から「日本一のビール」を掲げ、ドイツから醸造技師を招くなど徹底した本場志向を貫いた。発売直後の内国勧業博覧会では「最良好」と評価され、品質の高さが広く認められた。また、馬越恭平による独創的な宣伝戦略も功を奏し、恵比寿ビールは東京を代表するブランドへと成長した。

その後、1906年には「サッポロ」、「ヱビス」、「アサヒ」の前身企業が合同し大日本麦酒株式会社が誕生。戦後の企業再編を経て、「サッポロビール株式会社」が1957年に復活し、ヱビスブランドも後に再発売されることで両者の歴史は再び一つの企業の中で受け継がれていく。

ビール造りの特徴として、「ヱビスビール」は創業以来「ラガー文化」と「国産原料」に強いこだわりを持ち続けてきた。特に大麦の品種改良やホップの協働契約栽培は、安定した品質と日本の風土に合った味わいを生み出す基盤となっている。一方、「ヱビスビール」はドイツのビール純粋令に通じる「麦芽100%」「長期熟成」「コクと香りの重厚さ」を特徴とし、プレミアムビールとしての地位を確立している。

このように、「サッポロビール」の開拓精神と国産原料への探求、「ヱビスビール」の本格志向と品質至上主義が融合し、日本のビール文化を牽引する独自のブランド価値を築き上げてきたのである。

▶「ヱビスビールとサッポロビール株式会社」」の歴史(年表)

1876(明治9)年:

北海道開拓使が札幌に「開拓使麦酒醸造所」を設立し、日本初の本格的ラガービール醸造を開始した。中川清兵衛を迎え、ドイツ式低温発酵の技術が導入された。

1877(明治10)年:

「札幌ビール」が東京で発売され、北極星のマークがサッポロの象徴として広まった。

1887(明治20)年:

東京・横浜の資本家により「日本麦酒醸造会社」が設立され、後のヱビスビールの母体となった。

1889(明治22)年:

目黒村三田にヱビスビール醸造場が完成。ドイツ製設備を導入し、本格的なビール醸造体制が整えられた。

1890(明治23)年:

「恵比寿ビール」が発売(※)され、内国勧業博覧会で「最良好」と評価されるなど高い品質が認められた。

⇒「恵比寿ビール」が発売(※)

〇1890年に「恵比寿ビール」が誕生し、1890年代には貨物駅「恵比寿停車場」が設置されました。ビール輸送のために造られた駅が地域の発展を促し、やがて地名そのものが「恵比寿」として定着していきます。ヱビスブランドの歴史資料でも、恵比寿ガーデンプレイス周辺に残る史跡が紹介されており、地名とブランドが不可分であることが強調されています。

1893(明治26)年:

日本麦酒醸造会社が「日本麦酒株式会社」に社名変更し、恵比寿ビールの人気拡大とともにブランド基盤を強化した。

1900(明治33)年:

恵比寿ビールがパリ万国博覧会で金賞を受賞し、国際的評価を獲得した。

1906(明治39)年:

札幌・恵比寿・アサヒの前身企業が合同し「大日本麦酒株式会社」が発足。日本のビール産業が大きく統合された。

1949(昭和24)年:

戦後の企業再編により大日本麦酒が分割され、「日本麦酒」と「朝日麦酒」が誕生。サッポロブランドは日本麦酒側に継承された。

1957(昭和32)年:

日本麦酒が社名を「サッポロビール株式会社」に変更し、現在の企業名が確立した。

1971(昭和46)年:

戦後に一度消滅していたヱビスビールが「特製ヱビス」として28年ぶりに復活(※2)し、麦芽100%のプレミアムビールとして再評価された。

⇒「特製ヱビス」として28年ぶりに復活(※2)

〇戦後の混乱期に「ヱビスビール」は一度市場から姿を消します。しかし1971年、消費者の強い要望とプレミアムビール市場の萌芽を背景に「特製ヱビス」として復活。この復活劇は、現在のプレミアムビール文化の先駆けとして語られることが多い象徴的な出来事です。

1994(平成6)年:

ヱビスビールが本格的なプレミアムビール市場の象徴として再び注目され、ブランド価値が確立していった。

2000年代〜現在:

サッポロビールは国産原料の研究・契約栽培を深化させ、ヱビスブランドは多様な派生商品を展開しながら「日本のプレミアムビール」の代表格として位置づけられている。

Data

製造元:サッポロビール株式会社

スタイル:ドルトムンダー(下面発酵)

原料:麦芽、ホップ

アルコール度数: 5.0%

内容量:250ml(缶)、350ml(缶)、500ml(缶・瓶)、334ml(瓶)、633ml(瓶)

 

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