キリンラガービール

Kirin Lager Beer

2026.01.16

キリンラガービール

時代を超えて愛されるクラシックラガー

『キリンラガービール』は、日本のビール文化を象徴する存在として長く愛され続けてきた、伝統的なラガービールです。1888年の誕生以来、130年以上にわたり受け継がれてきた歴史を持ち、その味わいは「力強さ」「骨太さ」「飲みごたえ」をキーワードに語られることが多い一本です。日本のビールの原点ともいえるクラシックなスタイルを守りながら、時代を超えて支持される普遍的な魅力を備えています。

最大の特徴は、しっかりとした苦味と深いコクが共存する、堂々とした味わいです。キリン独自の「一番搾り製法」とは異なり、ラガービールは伝統的な仕込みを踏襲し、麦芽の旨味とホップの苦味をバランスよく引き出しています。特にホップの存在感は明確で、飲んだ瞬間に広がるシャープな苦味と、後に残る心地よい余韻が印象的です。華やかさよりも“ビールらしいビール”としての力強さを重視した味わいで、飲むほどに深みが増すクラシックな魅力があります。

香りは落ち着きがあり、麦芽の香ばしさとホップのほろ苦いアロマが調和。派手さはないものの、飲むたびに安心感を与えてくれるような、どこか懐かしい香りが漂います。炭酸はやや強めで、のどごしは力強く、飲みごたえのあるボディ感が特徴です。軽快さよりも“しっかりした旨さ”を求める人に応える設計になっています。

また、「キリンラガービール」は「ラガー」の名を冠する日本最古級のブランドとして、長い歴史の中で多くの人々の生活に寄り添ってきました。時代が変わっても味の軸をぶらさず、クラシックラガーとしての個性を守り続けている点は、他のビールにはない大きな魅力です。飲む人に“ビールの原点”を思い出させるような、重厚で誠実な味わいを持つ一本と言えるでしょう。

「キリンラガービール」は、伝統と力強さを併せ持つ、日本を代表するクラシックラガーです。深い苦味と確かなコクを楽しみたい人にとって、長く寄り添ってくれる存在となるはずです。

■飲み方あれこれ!!

飲み頃温度:

6~8℃位で。「キリンラガービール」はしっかりした苦味、骨太なコク、力強い飲みごたえが特徴のクラシックラガー。この個性を最もバランスよく楽しめるのが、やや低め〜中温帯の6〜8℃です。力強い苦味は、冷えすぎると硬く感じられ、温度が高すぎると重くなります。6〜8℃は苦味が最もキレよく感じられる温度帯です。

おすすめのマリアージュ:

● 焼き鳥(タレ)や豚の角煮:

甘辛いタレのコクに、ラガーの苦味が心地よく対抗し、味わいに深みが生まれます。

●唐揚げ、とんかつ、串カツ:

油の重さをしっかり切り、後味をすっきり整えてくれます。

●餃子・中華料理:

香ばしさや旨味の強い料理と、ラガーの苦味がよく調和します。

●ハンバーグ、ビーフシチュー:

肉の旨味とラガーのコクが重なり、満足感がぐっと増します。

●カレー、スパイシーな焼き物:

スパイスの刺激をラガーの苦味が引き締め、食欲をさらに高めます。

▶「キリンビール 株式会社」のこと

「キリンビール株式会社」の歴史は、日本のビール産業そのものの発展と深く結びついており、130年以上にわたって日本のビール文化を牽引してきた歩みである。その起源は1885年、横浜で創業した「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」にさかのぼる。同社は外国人技師の指導のもと本格的なビール醸造を開始し、1888年に「キリンビール」を発売。ラベルに描かれた麒麟の意匠(※)とともに、その品質の高さが評判を呼び、国内外で高い評価を得た。1907年には日本資本による「麒麟麦酒株式会社」が設立され、ここから現在につながるキリンビールの歴史が本格的に始まる。

⇒麒麟の意匠(※)

〇1888年の発売時から使われている麒麟のラベルは、日本のビールブランドとして極めて象徴的な存在。神獣・麒麟は「幸運」「繁栄」を象徴し、ブランドイメージを強く支えてきた。デザインは時代ごとに微調整されつつも、基本構図は130年以上変わらない。


戦前・戦中は国内のビール需要が急増し、キリンは大日本麦酒と並ぶ大手メーカーとして成長した。戦後は統制経済の解除とともに市場競争が再開し、キリンは品質向上と設備投資を積極的に進める。1950年代から60年代にかけては高度経済成長とともにビール需要が爆発的に伸び、キリンは「キリンビール=日本のビール」というイメージを確立し、長く市場シェア1位を維持した。特に1960年代後半から80年代にかけては圧倒的な強さを誇り、“キリン王国”と呼ばれる時代を築いた。

しかし1980年代後半、「アサヒスーパードライ」の登場により市場構造が大きく変化。キリンは伝統的な味わいを守りつつも、新たな価値を模索する必要に迫られた。その中で1990年に発売された「一番搾り」は、麦汁の最初に流れ出る“一番搾り麦汁”だけを使う独自製法を採用し、キリンの新たな代表ブランドとして定着した。また、クラシックな味わいを継承する「ラガービール」や、地域限定の「クラシック」など、多様なラインナップを展開し、伝統と革新の両立を図っている。

ビール造りの特徴としてまず挙げられるのは、原料と製法への徹底したこだわりである。特に一番搾り製法は、麦芽本来の旨味を引き出し、雑味のないクリアな味わいを実現するキリン独自の技術として広く知られている。また、ホップの選定にも強いこだわりがあり、アロマホップとビターホップを適切に組み合わせることで、香りと苦味のバランスを緻密に設計している。

さらに、「キリンビール」は長年にわたり酵母研究の先駆者としても知られ、発酵管理技術の高さは国内トップクラスである。酵母の特性を最大限に引き出すことで、ブランドごとに異なる個性を明確に表現している点は、「キリン」のビール造りを語るうえで欠かせない要素だ。

「キリンビール」は、伝統を守りながらも革新を続ける姿勢を貫き、日本のビール文化を支えてきた企業である。歴史の重みと技術力の高さが生み出す味わいは、今なお多くの人々に愛され続けている。

▶「キリンビール 株式会社」の歴史(年表)

1885年(明治18年):

横浜に「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」が設立される。外国人技師の指導のもと、本格的なビール醸造が始まる。

1888年(明治21年):

「キリンビール」が発売される。ラベルに描かれた“麒麟”の意匠と高品質な味わいが話題となり、国内外で評価を得る。

1907年(明治40年):

日本資本による「麒麟麦酒株式会社」が設立される。ここから現在につながるキリンビールの企業としての歴史が本格的に始まる。

1920年代(大正期):

ビール需要の拡大に伴い、全国に工場を増設。キリンは大日本麦酒と並ぶ大手メーカーとして存在感を高める。

1943年(昭和18年):

戦時統制下で企業活動が制限されるが、ビール生産を継続し、戦後復興の基盤を維持する。

1949年(昭和24年):

統制経済が解除され、市場競争が再開。キリンは品質向上と設備投資を進め、戦後の再成長期に入る。

1950〜1960年代(昭和期):

高度経済成長とともにビール需要が急増。キリンは市場シェアを拡大し、「キリンビール=日本のビール」というイメージを確立する。

1960年代後半〜1980年代(昭和期):

圧倒的なシェアを誇り、“キリン王国”と呼ばれる時代を築く。国内ビール市場のトップブランドとして君臨する。

1990年(平成2年):

独自の「一番搾り製法」を採用した「キリン一番搾り」が発売(※2)される。キリンの新たな代表ブランドとして定着する。

⇒「キリン一番搾り」が発売(※2)

〇1990年に誕生した「一番搾り」は、麦汁の最初に流れ出る“一番搾り麦汁”だけを使うという革新的な製法を採用。この技術はキリンの象徴となり、ブランドの個性を決定づけた。“雑味のないクリアな味わい”という価値を確立した点で、技術史的にも重要。

2007年(平成19年):

創業120周年を迎え、歴史的ブランドとしての地位を再確認。品質と技術革新を軸に事業を強化する。

2013年(平成25年):

キリンビール株式会社がキリンホールディングスの事業会社として再編され、より柔軟な経営体制へ移行する。

2020年代(令和期):

クラフトビール文化の広がりや多様な嗜好に対応し、地域限定商品や新ジャンル、ノンアルコールなど幅広いラインナップを展開。伝統と革新を両立するブランドとして進化を続けている。

Data

製造元:キリンビール 株式会社

スタイル: ピルスナー(下面発酵)

原料: 麦芽・ホップ(主にドイツ・チェコ産)・米・コーン・スターチ

アルコール度数:5.0%

内容量:633ml(瓶)、500ml(瓶・缶)、334ml(瓶)、350ml(缶)

 

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