常陸野ネストビール だいだいエール

Hitachino Nest Beer Daidai Ale

2025.08.07

柑橘香る爽快IPAの新定番

『常陸野ネストビール だいだいエール』は、茨城県の木内酒造が手がけるクラフトIPAで、筑波山麓・八郷地域で栽培される特産品「福来(ふくれ)みかん」を使用したユニークな一杯です。福来みかんは小ぶりながら香りが非常に豊かで、爽やかな酸味とほのかな甘みが特徴。その果汁と果皮を贅沢に使い、ホップの柑橘系アロマと融合させることで、フルーティーで華やかな香りが際立つIPAに仕上がっています。

使用されているホップはCascade、Chinook、HBC431など、柑橘系の香りを持つ品種が中心。これにより、みかんの香りとホップの苦味が絶妙に調和し、飲み口は爽快ながらもしっかりとしたボディ感があります。色合いはやや濃いめのアンバーで、グラスに注ぐとマーマレードのような香りが立ち上がり、口に含むとみかん、桃、草のようなニュアンスが広がります。

アルコール度数は6.0%、IBU(苦味指標)は約17と、IPAとしては比較的穏やかな苦味設計。缶タイプ(330ml)で販売されており、手軽に楽しめるのも魅力です。クラフトビール初心者にも飲みやすく、IPA好きには香りと味わいのバランスの良さが高く評価されています。

「だいだいエール」は、地域の素材を活かしたクラフトマンシップと、国際的にも評価される常陸野ネストブランドの技術が融合した、まさに“日本らしいIPA”。みかんの香りに包まれながら、ホップの余韻をじっくり楽しめる、個性豊かなビールです。

■飲み頃温度

〇「常陸野ネストビール だいだいエール」のおすすめの飲み方は、香りと味わいのバランスを最大限に楽しむことを意識するとより魅力が引き立ちます。おすすめの温度はやや低めの6〜8℃。IPAとしての苦味と、福来みかんの爽やかな香りを感じるには、冷やしすぎないのがコツ。キンキンに冷やすと香りが閉じてしまうため、冷蔵庫から出して数分置くとベスト。缶のままでも飲めますが、グラスに注ぐことでみかんとホップの柑橘系アロマが広がります。おすすめはチューリップ型やIPAグラス。泡立ちも美しく、見た目も楽しめます。飲み始めはホップの苦味が先行し、後半にかけてみかんの甘みや香りがじわじわと広がります。一口ずつ香りと余韻を意識して飲むと、だいだいエールの奥深さがより感じられます。

 

▶「木内酒造株式会社」のこと

「木内酒造株式会社」は、茨城県那珂市に本社を構える老舗酒造メーカーで、創業は文政6年(1823年)。庄屋であった木内儀兵衛が酒造業を始めて以来、200年以上にわたり日本酒「菊盛」を中心に、地域に根差した酒造りを続けてきました。長年培った醸造技術と品質へのこだわりは、現代のクラフトビール造りにも受け継がれています。

1990年代、日本では酒税法の規制緩和により、小規模なビール醸造が可能となりました。これを機に木内酒造は新たな挑戦としてビール造りに乗り出します。とはいえ、当時はビールの知識も設備もなく、大手商社に相談するも莫大な費用がかかることが判明。そこでカナダのDME社製の醸造機械を独自に導入し、社員自らが英語のマニュアルを読み解きながら設備を設置。1996年、蔵の一部を改造した工場で初の仕込みが始まり、翌年には「常陸野ネストビール」が誕生しました。

「木内酒造」のビール造りの特徴は、伝統的な上面発酵(エールタイプ)を基本としながら、地元産の素材を活かすことにあります。代表銘柄「だいだいエール」では、筑波山麓・八郷地域で栽培される香り豊かな「福来みかん」を使用。ホップの苦味と柑橘の爽やかさが融合した、個性豊かなIPAに仕上がっています。

また、木内酒造は地域農業との連携にも力を入れており、地元産麦の復活や副産物のリサイクル(麦芽粕を牛や豚の飼料に活用)など、持続可能な酒造りを目指しています。震災後には補助金を活用して工場を拡張し、海外輸出にも積極的に取り組むようになりました。現在ではアメリカを中心に40カ国以上にビールを輸出し、販売量の約半分が海外向けというグローバルな展開を見せています。

「常陸野ネストビール」は、フクロウのラベルで知られるブランドとして、国内外のビールコンテストで数々の賞を受賞。木内酒造のクラフトマンシップと地域愛が詰まった一杯は、まさに“日本発の世界品質”を体現しています。

▶「木内酒造株式会社」の歴史(年表)

1823年(文政6年):

木内儀兵衛が茨城県那珂市で酒造業を創業。清酒「菊盛」の製造を開始。

1995年:

ビール製造に着手。クラフトビール事業への第一歩を踏み出す。

1996年:

初のクラフトビール「常陸野ネストビール」の仕込みを開始。

1997年:

常陸野ネストビールの販売を本格化。フクロウのラベルが話題に。

2000年頃:

アメリカを中心に海外輸出を開始。世界市場へ進出。

2007年:

額田醸造所を新設し、ビール製造設備を拡張。

2011年:

東日本大震災の影響を受けるも、補助金を活用して工場拡張を継続。

2016年:

ウイスキー製造免許を取得。蒸留酒事業に参入。

2019年:

「常陸野ハイボール」を発売。ウイスキーの展開を本格化。

2020年:

コロナ禍で余剰ビールをジンに再生する取り組みを実施。

2022年:

・「日の丸ウイスキー」発売。
・木内酒造合資会社を「株式会社木内酒造1823」に組織変更。
・株式会社那嘉屋を「木内酒造株式会社」に商号変更。

2023年:

創業200周年を迎える。農林水産大臣賞を受賞し、輸出事業がさらに拡大。

Data

製造元:木内酒造株式会社

住所:茨城県那珂市南酒出808

創業:1823年(文政6年)

TEL:029-212-5111

URL:https://kodawari.cc/info/company.html(木内酒造株式会社、通販可)

スタイル:IPA(インディア・ペールエール:上面発酵)

原料:- 麦芽、ホップ、果実(茨城県八郷産のみかん「福来(ふくれ)」およびその果汁)

アルコール度数:6.0%

内容量:330ml(缶)

 

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