Domaine Mongeard-Mugneret Vosne-Romanée
2026.01.26
しなやかなタンニンが導く上質な余韻
『ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ヴォーヌ・ロマネ』は、ブルゴーニュの名門が手がける気品あふれる赤ワインで、ヴォーヌ・ロマネ村が持つ独特の優雅さと深みを端正に表現した一本として知られている。葡萄はピノ・ノワール100%。古樹を含む区画から収穫される果実は凝縮感がありながらも過度に重くならず、香りと味わいのバランスに優れたスタイルを生み出す。グラスに注ぐと、ラズベリーやチェリーなどの赤系果実の華やかなアロマが立ち上がり、続いてスミレ、シナモン、クローブといった繊細なスパイス、さらに土や森の下草を思わせるニュアンスが重なり、複雑で奥行きのある香りを形づくる。
口当たりは非常に滑らかで、しなやかなタンニンが舌の上を優しく包み込む。果実味は瑞々しく、樽由来のほのかな甘やかさと旨味が調和し、余韻にはヴォーヌ・ロマネらしい気品と静かな力強さが長く続く。若いうちから楽しめる柔らかさを備えつつ、数年の熟成で香りの層がさらに深まり、より官能的な表情を見せるのも魅力のひとつ。食事との相性も良く、鴨や仔牛、きのこ料理、優しい旨味を持つ和食とも美しく寄り添う。
全体として、華やかさ・エレガンス・奥行きが見事に調和した、ヴォーヌ・ロマネの魅力を素直に伝えるクラシックなブルゴーニュ赤ワインと言える。ワイン愛好家にとってはもちろん、ブルゴーニュの世界を知りたい人にも寄り添う、懐の深い一本。
■飲み方あれこれ!!
飲み頃温度:
16~18℃位が最もバランスよく、果実味と香りの層が美しく開く温度帯です。抜栓後すぐでも楽しめますが、軽くスワリングしながらゆっくり温度を上げると香りが一段と開き、ヴォーヌ・ロマネらしい気品がより豊かに感じられます。
おすすめのマリアージュ:
鴨のロースト、仔牛のソテー、きのこ料理、鰹のたたき、だしを使った和食など、旨味と繊細さを併せ持つ料理と好相性です。
▶「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」のこと
「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」は、ブルゴーニュの名門として長い歴史を持ち、ヴォーヌ・ロマネを中心に高品質なピノ・ノワールを生み出してきた造り手である。その起源は17世紀にまで遡るとされ、モンジャール家は代々ヴォーヌ・ロマネ村で葡萄栽培に携わってきた。20世紀に入り、家系の結びつきによってミュニュレ家と統合(※)され、現在の「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」という形が確立された。特に戦後の時代に品質向上へ大きく舵を切り、区画ごとの個性を尊重したワイン造りを徹底することで、ブルゴーニュの中でも確固たる地位を築いていった。
⇒家系の結びつきによってミュニュレ家と統合(※)
〇20世紀初頭、モンジャール家とミュニュレ家が婚姻関係で結ばれたことで、現在の「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」が誕生した。ブルゴーニュでは家系の統合が品質向上の転機となることが多く、このドメーヌもその典型例とされる。
同ドメーヌの特徴は、まず所有畑の多様性にある。ヴォーヌ・ロマネ村内の複数の一級畑や村名区画に加え、エシェゾーやグラン・エシェゾーといった特級畑にも区画を持ち、テロワールの違いを丁寧に表現するスタイルが際立っている。葡萄は樹齢の高い古樹が多く(※2)、収量を抑えながら果実の凝縮度と香りの複雑さを引き出すことに重点を置いている。収穫は手摘みで行われ、選果も厳格。健全で完熟した果実のみを使用する姿勢が、ワインの純度とエレガンスを支えている。
⇒葡萄は樹齢の高い古樹が多く(※2)
〇同ドメーヌは樹齢の高い葡萄樹を大切に守り続けており、中には100年近い古樹も存在する。収量は少ないが、果実の凝縮度と複雑さが増すため、ワインの品質に大きく寄与している。
醸造においては、伝統と現代的な技術の調和が特徴的だ。除梗の比率は年によって調整され、果実の状態やヴィンテージの個性に合わせて最適なスタイルを選択する。発酵は自然酵母を主体に行い、過度な抽出を避けながらも、ピノ・ノワールらしい繊細さと奥行きを引き出すことを重視している。熟成にはフレンチオーク樽を使用し、新樽比率はキュヴェによって異なるが、樽香が主張しすぎないよう慎重に管理される。これにより、果実味・酸・タンニンのバランスが整い、テロワールの個性が素直に表現されたワインが生まれる。
「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」のワインは、若いうちから楽しめる柔らかさを持ちながら、熟成によって香りの層が深まり、より官能的な表情を見せる点も魅力である。赤系果実の華やかさ、スミレのようなフローラルな香り、繊細なスパイス、そしてヴォーヌ・ロマネらしい気品ある余韻が特徴的で、クラシックなブルゴーニュの美点を体現している。長い歴史と家族の情熱、そしてテロワールへの深い敬意が結実した造り手として、世界中の愛好家から高く評価され続けている。
▶「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」の歴史(年表)
1600年代:
モンジャール家がヴォーヌ・ロマネ村で葡萄栽培を始め、家業としてワイン造りの基盤が築かれる。
19世紀後半:
家族経営の畑が徐々に拡大し、ヴォーヌ・ロマネを中心に複数の区画を所有するようになる。
1900年代初頭:
ミュニュレ家との婚姻関係により家系が結びつき、後の「ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ」につながる体制が整い始める。
1930年代:
当主の世代交代が進み、品質向上を重視した栽培・醸造への取り組みが強化される。
1945年:
戦後の復興期に、区画ごとの個性を尊重するブルゴーニュらしいワイン造りを本格的に推進する方針が固まる。
1960年代:
特級畑エシェゾーやグラン・エシェゾーなど、重要な区画の整備と管理が進み、ドメーヌの評価が高まる。
1970年代:
現代的な醸造設備の導入が進み、伝統と技術の調和を図るスタイルが確立(※3)される。
⇒伝統と技術の調和を図るスタイルが確立(※3)
〇伝統的な自然酵母発酵や区画ごとの醸造を守りつつ、設備の近代化も積極的に進めてきた。特に1970年代以降の設備刷新は品質向上の大きな転機となり、国際的評価を高めるきっかけになった。
1980年代:
国際市場での評価が上昇し、ヴォーヌ・ロマネを代表する造り手の一つとして認知される。
1990年代:
樹齢の高い古樹の保全や収量制限の徹底など、テロワール表現を重視した栽培哲学がより明確になる。
2000年代以降:
家族経営を維持しながら品質向上を続け、クラシックで気品あるスタイルを守りつつ、世界中の愛好家から安定した支持を得る造り手として現在に至る。
Data
生産者:ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ
生産地:ブルゴーニュ地方/コート・ド・ニュイ地区/ヴォーヌ・ロマネ村
創業年:1620年(家系としての起源)
URL:https://www.mongeard-mugneret.com (ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ公式サイト)
使用品種: ピノ・ノワール
アルコール度数: 約13〜14%
容量: 750ml(瓶)
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