ドメーヌ・アンリ・ルブルソー シャンベルタン・クロ・ド・べーズ

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Domaine Henri Rebourseau Chambertin Clos de Bèze

2026.01.22

古樹が生む気品と力強さを併せ持つグラン・クリュの真髄

ドメーヌ・アンリ・ルブルソーが手がける『シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ』は、ジュヴレ・シャンベルタン(村)の中でも特に格式の高い区画の個性を、極めてクラシックな哲学で表現したグラン・クリュです。所有面積はわずか0.33haと非常に小さく、古樹主体・低収量という条件が重なり、凝縮感と深い複雑性を備えた希少なワインに仕上がります。クロ・ド・ベーズ(※)は「シャンベルタン」の中でも特に気品と香りの華やかさで知られますが、ルブルソーの手にかかると、その優雅さに厳格な骨格が加わり、荘厳さすら感じさせるスタイルとなります。

⇒クロ・ド・ベーズ(※)

〇ジュヴレ・シャンベルタン(Gevrey‑Chambertin)には、ブルゴーニュの中でも最多となる 9つのグラン・クリュ畑 が存在します。いずれもピノ・ノワールのみを産する赤ワインの特級畑で、力強さと気品を兼ね備えたスタイルで知られています。

ジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュ

・シャンベルタン(Chambertin)
・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(Chambertin‑Clos de Bèze)
・マジ・シャンベルタン(Mazis‑Chambertin)
・リュショット・シャンベルタン(Ruchottes‑Chambertin)
・シャルム・シャンベルタン(Charmes‑Chambertin)
・マゾワイエール・シャンベルタン(Mazoyères‑Chambertin)
・グリオット・シャンベルタン(Griotte‑Chambertin)
・シャペル・シャンベルタン(Chapelle‑Chambertin)
・ラトリシエール・シャンベルタン(Latricières‑Chambertin)

その中でもクロ・ド・ベーズ(Chambertin Clos de Bèze)は、ジュヴレ・シャンベルタンの9つのグラン・クリュの中でも 特別な位置づけ を持つ畑です。シャンベルタンと並び、むしろそれ以上に高く評価されることも多い“象徴的存在”といえます。

香りはブラックチェリーやラズベリーなどの黒系果実に、スミレやバラのフローラル、スパイス、土、インセンスのニュアンスが重なり、若いうちは緊張感のあるタイトな構造を見せます。味わいは力強く、緻密なタンニンがワインの中心を支え、長い余韻へと続きます。熟成が進むと、果実の輪郭が丸みを帯び、香りはより複雑に、味わいは気品と深みを増し、クロ・ド・ベーズらしい優雅さと威厳が見事に調和していきます。

醸造は伝統的手法を基盤としつつ、近年は新樽比率を高めることで、より荘厳でスケールの大きい表現を追求しています。樽香は決して主張しすぎず、テロワールの純粋さを引き立てる役割に徹しており、長期熟成を前提とした造りであることが明確に感じられます。

総じてこのワインは、華やかさと力強さ、気品と厳格さが共存する、まさにクロ・ド・ベーズの魅力を古典派の美学で描き出した一本です。若いうちの緊張感を楽しむこともできますが、真価が現れるのは熟成後。時間とともに開花するその深い表情こそ、このワインの最大の魅力といえます。

■飲み方あれこれ!!

飲み頃温度:

16~18℃位で。若いヴィンテージは温度が低すぎると硬さが際立つため、少し高めの温度で果実味と香りを開かせると、クロ・ド・ベーズ特有の気品と奥行きがより豊かに感じられます。若いボトルは1〜2時間のデキャンタージュで香りと味わいが大きく開きます。熟成ボトルは静かに抜栓し、グラスの中でゆっくりと変化を楽しむのがおすすめです。大ぶりのブルゴーニュグラスを使うと香りの層がより立体的に広がります。

おすすめのマリアージュ:

ローストした鴨や仔羊、牛フィレのポワレなど、赤身肉の旨味を生かした料理と好相性です。ジビエ(鹿・猪)やトリュフを使った料理、きのこをふんだんに使ったソースともよく合い、ワインの複雑な香りと深いコクを引き立てます。

▶「ドメーヌ・アンリ・ルブルソー」のこと

「ドメーヌ・アンリ・ルブルソー」は、ブルゴーニュの中でも特に古い歴史を持つ名門であり、その歩みは1782年にまで遡ります。ジュヴレ・シャンベルタン村を拠点とし、代々一族によって受け継がれてきたこのドメーヌは、長い年月の中で村の象徴的存在として確固たる地位を築いてきました。19世紀には軍人であった家系の影響もあり、厳格さと規律を重んじる精神がワイン造りにも反映され、クラシックで揺るぎないスタイルが確立されていきます。20世紀に入ると、ルブルソー家はジュヴレ・シャンベルタンの最古級の区画をいくつも所有するようになり、特にシャンベルタンやクロ・ド・ベーズといったグラン・クリュの畑を守り続けてきたことが、ドメーヌの名声をさらに高めました。

2018年には、ボルドーの名門シャトー・モンローズを所有するブイーグ家が経営に参画し、伝統を尊重しながらも設備や管理体制の刷新が進みました。これにより、歴史的なスタイルを維持しつつ、より精緻で安定した品質を追求する体制が整えられています。とはいえ、「ドメーヌ・アンリ・ルブルソー」の本質はあくまでクラシックなブルゴーニュの精神にあり、時代が変わってもその哲学は揺らぐことがありません。

ワイン造りの特徴としてまず挙げられるのは、長期熟成を前提とした厳格なスタイルです。果実の華やかさよりも、骨格・深み・構造を重視し、若いうちは硬質でストイックな印象を与えることが多いですが、時間とともに荘厳な複雑性が開花します。これは、古樹主体の畑管理と低収量の徹底によって、凝縮した果実と強固なタンニンを得ているためです。

また、農法にもこだわりがあり、2000年代以降はビオロジックやビオディナミの考え方を取り入れ、土壌の生命力を尊重した栽培を進めています。化学的介入を最小限に抑え、畑そのものの個性を最大限に引き出すことを目指しています。

醸造では、過度な抽出や樽香を避け、テロワールの純粋な表現を重視します。ステンレスタンクでの発酵を基本とし、熟成にはオーク樽を使用しますが、新樽比率はキュヴェによって慎重に調整されます。特にシャンベルタンやクロ・ド・ベーズなどのグラン・クリュでは、新樽を高めに使うことでスケールの大きさと荘厳さを引き出しつつも、決して樽が主張しすぎないバランスを保っています。

総じて「ドメーヌ・アンリ・ルブルソー」は、伝統・厳格さ・熟成美を核とした造り手であり、現代的な洗練を取り入れながらも、クラシックなブルゴーニュの精神を守り続ける稀有な存在です。そのワインは、時間とともに真価を発揮する“静かなる偉大さ”を宿しており、ブルゴーニュ愛好家にとって特別な魅力を放ち続けています。

▶「ドメーヌ・アンリ・ルブルソー」の歴史(年表)

1782年:

創業者一族がジュヴレ・シャンベルタンに根を下ろし、現在の基盤となる畑の管理を開始。村でも最古級の歴史を持つ造り手としての歩みが始まる。

19世紀前半:

軍人の家系として知られるルブルソー家の規律ある精神がワイン造りにも反映され、厳格でクラシックなスタイルが形成されていく。

19世紀後半:

ジュヴレ・シャンベルタン村内で重要な区画を次々と取得し、後に名声を高めるシャンベルタンやクロ・ド・ベーズなどのグラン・クリュの基盤が整う。

20世紀初頭:

家族経営の体制が強化され、伝統的な醸造手法と畑の継承が確立。長期熟成型のスタイルがこの時期に明確な特徴として定着する。

1950〜1970年代:

古樹の保護と低収量の徹底が進み、凝縮感と骨格を重視したワイン造りが一層強化される。ジュヴレ・シャンベルタンの伝統派としての評価が高まる。

1980〜1990年代:

畑の再整備や品質向上の取り組みが進み、グラン・クリュの評価が国際的に上昇。クラシックで厳格なスタイルが愛好家から高く支持される。

2006年:

ビオロジックやビオディナミ農法の導入が本格化し、土壌の生命力を重視した栽培へと移行。自然環境を尊重する姿勢がドメーヌの新たな柱となる。

2010年代前半:

醸造設備の刷新が進み、伝統を守りながらも精度の高いワイン造りが可能な体制が整う。品質の安定性がさらに向上する。

2018年:

ボルドーの名門シャトー・モンローズを所有するブイーグ家が経営に参画(※2)。伝統を尊重しつつ、現代的な管理と投資が加わり、ドメーヌの評価が再び大きく高まる。

⇒ブイーグ家が経営に参画(※2)

〇ブイーグ家(Martin & Olivier Bouygues)は、フランスの大手企業グループ「Bouygues(ブイーグ)」を率いる一族で、ワイン分野では シャトー・モンローズ(Château Montrose) のオーナーとしても知られています。2018年にルブルソーへ資本参加し、現在はブイーグ家が主導する体制で運営されています。

Data

生産者:ドメーヌ・アンリ・ルブルソー(ブイーグ家)

生産地:ブルゴーニュ地方/コート・ド・ニュイ地区/ジュヴレ・シャンベルタン村

創業年:1782年

URL:https://www.rebourseau.com (ドメーヌ・アンリ・ルブルソー公式サイト)

使用品種: ピノ・ノワール

アルコール度数: 13.5%前後

容量:750ml

 

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ドメーヌ・アンリ・ルブルソー ジュヴレ・シャンベルタン ラ ブリュネル

Domaine Henri Rebourseau Gevrey Chambertin La Brunelle

2026.01.01

村名クラスの枠を超える奥行きとエレガンスの調和

ドメーヌ・アンリ・ルブルソーが手がける『ジュヴレ・シャンベルタン ラ・ブリュネル』は、同ドメーヌの前、北側に位置する単独所有区画(2.78ha)“ラ・ブリュネル”のブドウのみで仕立てられる、きわめて個性的な村名ワインです。1782年創業の歴史ある造り手であり、近年はビオロジックやビオディナミの導入、醸造改革によって品質が大きく向上したことで注目を集めています。

この区画は平均樹齢約30年のピノ・ノワールが植えられ、ジュヴレ・シャンベルタン(※3)らしい力強さと、ルブルソーらしい端正なエレガンスが見事に調和したスタイルを生み出します。香りは熟したダークチェリーやプラムを中心に、土やスミレのようなフローラルなニュアンスが重なり、奥行きのあるアロマを形成します。味わいはしっかりとしたタンニンとドライなエキス感が骨格を支え、豊かな果実味と引き締まった酸がバランスよく共存。余韻にはミネラル感とスパイスが静かに広がり、村名格とは思えない深みを感じさせます。

⇒ジュヴレ・シャンベルタン(※3)

〇少しややこしい話になりますが、「ジュヴレ・シャンベルタン」という名前は、「村名(コミュナル)」のワイン名で、グラン・クリュ(特級畑)の名前ではありません。ジュヴレ・シャンベルタン村には9つのグラン・クリュ(特級畑)と26のプルミエ・クリュ(1級畑)があり、その下ランクとしてにコミュナル(村名)があり、「ジュヴレ・シャンベルタン」はそのカテゴリーに位置します。

また、「ラ・ブリュネル」(※4)はルブルソー家の歴史と密接に結びついた象徴的な区画であり、ドメーヌの哲学である「畑の個性を純粋に表現する」という姿勢が最も素直に表れた一本とも言えます。力強さ、奥行き、エレガンスを兼ね備えたこのワインは、「ジュヴレ・シャンベルタン」の魅力を深く味わいたい愛好家にとって、確かな満足をもたらす存在です。

⇒「ラ・ブリュネル」(※4)

〇「ラ・ブリュネル(La Brunelle)」とは、ドメーヌ・アンリ・ルブルソーが単独所有(モノポール)するジュヴレ・シャンベルタン村内の特別な区画名のことをいいます( 村の北側、ドメーヌの前に位置する畑で、ルブルソー家が2.78haを独占所有)。その区画のブドウだけで造られるため、村名ジュヴレ・シャンベルタンの中でも個性と完成度が際立つキュヴェになっています。

■飲み方あれこれ!!

飲み頃温度:

ジュヴレ・シャンベルタンらしい力強さと、ラ・ブリュネル特有のしなやかさを引き出すには、15〜16℃位で。冷やしすぎるとタンニンが硬く感じられ、温度が高すぎるとアルコール感が前に出るため、この温度帯が最もバランスよく香りと質感が開く。抜栓後すぐよりも、軽いスワリングや短時間のエアレーション(15〜30分)で香りが立ち上がり、果実味とミネラル感がより調和する。グラスは大ぶりのブルゴーニュ型を使うと、香りのレイヤーがより豊かに感じられる。

おすすめのマリアージュ:

赤身肉のロースト、鴨のロティ、牛ほほ肉の赤ワイン煮など、旨味とコクのある料理がよく合う。きのこ料理(ポルチーニのソテー、きのこリゾット)や、熟成タイプのウォッシュチーズとも相性が良く、ワインの土っぽさと深みが料理の風味を引き立てる。

Data

原料: ピノ・ノワール

アルコール度数:13〜14%

内容量:750ml(瓶)

 

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