ドメーヌ・デュジャック モレ・サンドニ

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Domaine Dujac Morey-Saint-Denis

2026.01.22

透明感と力強さが共存する村名ワインの魅力

『ドメーヌ・デュジャック モレ・サンドニ』は、ブルゴーニュの中でも独自の気品と奥行きを備えた村名ワインとして知られ、造り手の哲学とテロワールの個性が美しく調和した一本です。モレ・サンドニという土地は、シャンボール・ミュジニーの優美さとジュヴレ・シャンベルタンの力強さの中間に位置し、その両方の魅力を内包する独特のバランスが特徴とされます。デュジャックはこの土地の性格を繊細に引き出す造り手であり、果実味、香り、テクスチャーのすべてにおいて洗練された表現が見られます。

香りは赤系果実を中心に、スパイス、バラの花弁、森の下草、湿った土のニュアンスが重なり、グラスを回すたびに新しい表情を見せます。口当たりは驚くほどしなやかで、シルキーなタンニンがワイン全体を包み込み、透明感のある旨味がじわりと広がります。果実の純度が高く、過度な抽出を避けるデュジャックのスタイルが、「モレ・サンドニ」の柔らかさと気品をより際立たせています。

余韻にはミネラル感とスパイスが長く続き、飲み進めるほどに複雑さが深まる構造を持っています。若いうちから楽しめる親しみやすさを備えつつ、熟成によって香りのレイヤーが増し、より深い魅力を引き出すポテンシャルも十分。食事との相性も良く、鴨、きのこ料理、ローストした赤身肉などと合わせると、ワインの繊細な表情がさらに引き立ちます。

エレガンスと奥行き、そして土地の個性を端正に表現した、まさにデュジャックらしい洗練を感じさせる一本です。

■飲み方あれこれ!!

〇飲み頃温度:

15〜16℃位で。果実の透明感とスパイスのニュアンスが最も美しく開き、タンニンもシルキーに感じられる温度帯。冷やしすぎると硬さが出るため、軽く室温に近づけてから楽しむとバランスが整う。抜栓後すぐよりも、軽いスワリングや短時間のエアレーションで香りが立ち上がる。大ぶりのブルゴーニュグラスを使うと、繊細な香りのレイヤーがより豊かに広がり、モレ・サンドニらしい気品を存分に楽しめる。

おすすめのマリアージュ:

鴨のロースト、仔羊のグリル、きのこを使った料理、赤身肉のタルタルなどが好相性。赤系果実の華やかさと森のニュアンスが、旨味のある料理や香り豊かな食材と自然に寄り添い、互いの風味を引き立てる。

▶「ドメーヌ・デュジャック」のこと

「ドメーヌ・デュジャック」は、ブルゴーニュの中でも比較的若い歴史を持ちながら、瞬く間にトップドメーヌの地位に上り詰めた稀有な存在です。その歩みは創業者ジャック・セイスの情熱と、次世代が磨き上げた精緻なワイン造りによって形づくられてきました。

1967年、ジャック・セイスはモレ・サン・ドニの畑を取得し、「ドメーヌ・デュジャック(Domaine du Jacques)」と名付けてワイン造りを開始しました。後に現在の「Domaine Dujac」へと改名し、1969年に初ヴィンテージをリリースします。創業当初の所有畑はわずか4.5haでしたが、その中にはすでにクロ・ド・ラ・ロッシュやクロ・サン・ドニといった名高い区画が含まれており、ドメーヌの将来性を象徴するスタートでした。

ジャックは幼い頃から美食家の父とともに名醸造家を訪ね歩き、ワインへの情熱を育んできた人物です。ワイン造りを志した後はプス・ドールのジェラール・ポテルのもとで修業し、ブルゴーニュの伝統と哲学を吸収しました。1968年にドメーヌを購入してからは、少しずつ畑を買い足し、1977年には11ha規模へと拡大。後年にはエシェゾー、ボンヌ・マール、ロマネ・サン・ヴィヴァンなどの銘醸畑も取得し、現在の多彩なポートフォリオの礎を築きました。

1998年にジャックが引退すると、息子のジェレミー・セイスがドメーヌを継承し、2001年には妻ダイアナ、2003年には弟アレックも参画。家族経営の体制が整い、栽培・醸造の精度はさらに高まりました。現在では17ha超の畑を所有し、コート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで幅広いテロワールを手がけています。

ワイン造りの特徴としてまず挙げられるのが、”全房発酵(ホールバンチ)”の積極的な採用です。デュジャックは創業当初からこの手法を重視し、スパイス香やフローラルなアロマ、しなやかなタンニンを生み出すスタイルを確立しました。また、テロワールの個性を尊重するため、抽出は控えめで、果実の純度と透明感を重視した醸造が行われます。

さらに、ジェレミー・セイスは「ワイン造りは小さな決断の積み重ねであり、その多くにはリスクが潜んでいる」と語り、決まったレシピに頼らず、その年のブドウに最適なアプローチを選ぶ柔軟な哲学を持っています。この姿勢が、毎年異なるヴィンテージの個性を最大限に引き出す原動力となっています。

「ドメーヌ・デュジャック」は、若い歴史ながらブルゴーニュの伝統を深く理解し、革新的な感性を融合させた造り手です。エレガンスと複雑さ、そしてテロワールの純度を兼ね備えたワインは、世界中の愛好家から高い評価を受け続けています。

▶「ドメーヌ・デュジャック」の歴史(年表)

1967年:

ジャック・セイスがモレ・サン・ドニに畑を取得し、ワイン造りを開始。後に「Domaine Dujac(ドメーヌ・デュジャック)」と名付けられる礎が築かれる。

1968年:

ドメーヌ名を「Domaine du Jacques」から「Domaine Dujac」へ改名。創業当初の所有畑は約4.5〜5haで、すでにクロ・ド・ラ・ロッシュやクロ・サン・ドニといった銘醸畑を含んでいた。

1969年:

初ヴィンテージをリリース。デュジャックの名がブルゴーニュで注目され始める。

1970年代前半:

ジャック・セイスが少しずつ畑を買い足し、ドメーヌの基盤を拡大。果実の純度を重視した醸造と全房発酵のスタイルが確立していく。

1977年:

所有畑が約11haに拡大。モレ・サン・ドニを代表する造り手としての地位が固まり始める。

1998年:

創業者ジャック・セイスが引退し、息子ジェレミー・セイスがドメーヌを継承。新世代による品質向上と哲学の深化が始まる。

2001年:

ジェレミーの妻、ダイアナ・セイスがドメーヌに参加。醸造面での精度がさらに高まる。

2003年:

弟アレック・セイスが参画し、家族経営体制が強化される。

2005年:

ドメーヌ・ド・モンティーユと共同でトマ・モワラールを買収。これにより、シャンベルタン、ボンヌ・マール、ロマネ・サン・ヴィヴァンなどの銘醸畑がポートフォリオに加わる。

2014年:

ピュリニー・モンラッシェの一級畑(フォラティエール、コンベット)を取得し、白ワインの領域でも存在感を高める。

現在:

所有畑は約17ha超に拡大。ジェレミー、ダイアナ、アレックの三名を中心に、ブルゴーニュの伝統と革新を融合したワイン造りを続け、世界的トップドメーヌとして高い評価を受けている。

Data

生産者:ドメーヌ・デュジャック(セイス家)

生産地: ブルゴーニュ地方/コート・ド・ニュイ地区/モレ・サン・ドニ村

創業年:1967年

URL:https://www.dujac.com (ドメーヌ・デュジャック

使用品種: ピノ・ノワール

アルコール度数: 13~14%

容量:750ml

 

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デュジャック・フィス・エ・ペール モレ・サンドニ

Dujac Fils & Père Morey-Saint-Denis

2026.01.24

ネゴシアンならではの親しみやすさを備えた上質な味わい

『デュジャック・フィス・エ・ペール モレ・サンドニ』は、名門ドメーヌ・デュジャックが展開するネゴシアン部門によって造られる、しなやかさと透明感を備えた赤ワインです。ネゴシアンとは、自社畑ではなく契約農家や信頼する栽培家からブドウを購入し、醸造・瓶詰めを行う生産者のことを指します。「デュジャック・フィス・エ・ペール モレ・サンドニ」(※)は、単なる買いブドウのワインではなく、ドメーヌと同じ哲学と品質基準を共有しながら、より柔らかく親しみやすいスタイルを追求している点が特徴です。

⇒「デュジャック・フィス・エ・ペール モレ・サンドニ」(※)

〇「デュジャック・フィス・エ・ペール モレ・サンドニ」は、ネゴシアン部門であるため “ドメーヌ(Domaine)” が付きません。ちなみにフィス・エ・ペール(Fils & Père)とは、フランス語で「息子(Fils)と父(Père)」という意味で、ワインの世界では、この言葉が ネゴシアン(買いぶどう/買いワインで造る部門) を示す名称として使われることが多く、デュジャックの場合もまさにその役割を担っています。

モレ・サンドニという村は、シャンボール・ミュジニーの優美さとジュヴレ・シャンベルタンの力強さの中間に位置し、赤系果実の華やかさ、スパイスの気配、森の下草を思わせる複雑な香りが魅力とされています。フィス・エ・ペールのモレ・サンドニもその個性を丁寧に表現し、チェリーやラズベリーのピュアな果実味に、スミレの花やほのかなスパイスが重なる、繊細で奥行きのある香りが広がります。

醸造においては、デュジャックらしい全房発酵のニュアンスが感じられることもあり、軽やかさの中に複雑さが宿るスタイルが魅力です。口当たりはしなやかで、タンニンは細かく、果実の純度が高い。過度な抽出を避ける造りのため、透明感と柔らかさが際立ち、飲み進めるほどにモレ・サンドニらしい気品が現れます。ネゴシアンラインでありながら、造り手の美学がしっかりと反映されている点は、デュジャック・フィス・エ・ペールならではと言えます。

総じてこのワインは、ドメーヌ・デュジャックの世界観をよりカジュアルに、しかし妥協なく楽しめる一本。「モレ・サンドニ」の魅力を知る入門としても、デュジャックのスタイルを気軽に味わう一本としても優れた存在です。

■飲み方あれこれ!!

飲み頃温度:

15~16℃位で。果実のピュアさとスパイスのニュアンスが最も美しく開き、ネゴシアンらしい軽やかさと透明感が際立つ温度帯。冷やしすぎると香りが閉じ、温めすぎるとアルコール感が前に出るため、この中間域がバランス良く楽しめます。抜栓後すぐよりも、軽いスワリングや短時間のエアレーションで香りがふわりと開く。大ぶりのブルゴーニュグラスを使うと、ネゴシアンらしい軽やかさの中に潜む複雑な香りのレイヤーがより豊かに広がり、モレ・サンドニの魅力をより深く味わえる。

おすすめのマリアージュ:

鴨のロースト、豚肩ロースのグリル、きのこを使ったソテー、ハーブを効かせた鶏料理などが好相性。赤系果実の華やかさと柔らかなスパイス感が、旨味のある肉料理や香り豊かな食材と自然に調和し、ワインの繊細な表情を引き立てる。

■その他のラインナップ

ドメーヌ・デュジャック モレ・サンドニ

Data

原料: ピノ・ノワール

アルコール度数:13~14%

内容量:750ml

 

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