ざんばほわいと
2025.12.03
軽やかに楽しむ南国の味わい
泡盛『残波ホワイト』は、沖縄県読谷村にある比嘉酒造が製造する、軽やかで飲みやすい泡盛です。泡盛の中でも特にクセが少なく、初心者から愛飲家まで幅広く支持されている一本です。
「残波ホワイト」は、泡盛特有の重厚な香りやクセを抑え、すっきりとした飲み口とフルーティーな香りを実現した泡盛です。使用されている原料はタイ産インディカ米を原料とした米こうじで、麹菌には黒麹を採用。蒸留には減圧蒸留法を用いており、これにより雑味が少なく、透明感のある味わいが生まれています。
その飲みやすさから「ザンシロ(残波白)」の愛称で親しまれ、女性や泡盛初心者にも高い人気を誇ります。アルコール度数は25度で、ストレートやロック、水割り、ソーダ割りなど、さまざまな飲み方で楽しめるのも魅力のひとつです。特に柑橘系の果実と合わせたミクソロジーカクテルとしても相性が良く、南国リゾートのような爽快な飲み心地を演出します。
また、「残波ホワイト」は2007年から2020年まで14年連続でモンドセレクション金賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受けているロングセラー商品です。パーティーシーンから静かな晩酌まで、さまざまな場面に寄り添う泡盛として、沖縄の焼酎文化を代表する存在となっています。
■飲み方あれこれ!!
ロック:
冷たさが泡盛の爽快感を引き立て、すっきりとした飲み口が際立ちます。フルーティーな香りがほどよく広がり、食後の一杯にもぴったりです。
水割り:
まろやかさが増し、泡盛特有のクセが抑えられて非常に飲みやすくなります。食事との相性も良く、日常の晩酌に最適なスタイルです。
ソーダ割り:
炭酸の刺激が加わることで、軽快で爽やかな味わいに変化します。暑い季節やパーティーシーンにもぴったりな、リフレッシュ感のある一杯です。
▶「比嘉酒造有限会社」のこと
「比嘉酒造有限会社」は、沖縄県読谷村に本社を構える泡盛メーカーで、戦後の混乱期に誕生し、安心・安全な泡盛造りを使命として歩んできた蔵元です。創業は1948年(昭和23年)。戦後の沖縄では物資が不足し、メチルアルコールを誤飲して失明や命を落とす人が多くいた時代でした。そんな状況を憂いた創業者・比嘉寅吉氏は、教員の職を辞して「沖縄県民に安全で良質な泡盛を届けたい」という強い信念のもと、「比嘉酒造有限会社」を立ち上げました。創業当初は「高志保酒造」として地域に根ざした酒造りを行い、1972年の沖縄本土復帰を機に現在の社名へと改称されました。
泡盛造りにおいて「比嘉酒造」が重視しているのは、伝統と革新の融合です。泡盛は600年以上の歴史を持つ琉球の伝統酒であり、その文化的価値を守りながらも、現代の嗜好に合わせた飲みやすさを追求しています。代表銘柄「残波」シリーズはその象徴であり、特に「残波ホワイト」は減圧蒸留によるすっきりとした味わいで、泡盛初心者にも親しまれる存在となっています。
製造には黒麹を使用し、泡盛本来の旨みと香りを引き出す技術が磨かれています。蒸留設備も充実しており、2トンの蒸し器を8基、1トンの蒸し器を2基備え、一度に18トンもの原料を蒸すことが可能です。製造から瓶詰め、ラベリングまで一貫した工程管理が行われており、品質の安定性にも定評があります。
また、環境への配慮も早くから取り組んでおり、SDGsが広く知られる以前から地域資源の保全や廃棄物の削減に努めています。泡盛の古酒文化にも力を入れており、熟成によって深みを増す泡盛の魅力を伝えるため、古酒蔵の見学やイベントも積極的に開催しています。
現在は三代目・比嘉兼作氏が代表を務め、伝統を継承しながらも新たな泡盛のスタイルを創造する挑戦を続けています。「比嘉酒造」は、沖縄の風土と人々の想いを酒に込め、泡盛文化の未来を切り拓く蔵元として、国内外から注目を集めています。
▶「比嘉酒造有限会社」の歴史(年表)
1948年(昭和23年):
創業者・比嘉寅吉氏が、戦後の混乱期に「安全で良質な泡盛を県民に届けたい」という想いから、沖縄県読谷村にて「高志保酒造」として創業。教員の職を辞して酒造業に転身した。
1972年(昭和47年):
沖縄の本土復帰に伴い、社名を「比嘉酒造有限会社」へと改称。これを機に、県内外への販路拡大とブランド強化に取り組む。
1980年代:
泡盛の品質向上と安定供給を目指し、製造設備の近代化を進める。蒸留器や貯蔵タンクの増設により、生産体制を強化。
1990年代:
「残波」ブランドを立ち上げ、特に「残波ホワイト(白ラベル)」が若者や女性を中心に人気を集める。減圧蒸留による飲みやすさが評価され、泡盛の新たな市場を開拓。
2000年代:
「残波ホワイト」がモンドセレクション金賞を連続受賞し、国際的な評価を獲得。泡盛のイメージ刷新とともに、観光客や県外市場への浸透が進む。
2010年代:
環境配慮型の製造体制を整備し、地域資源の活用や廃棄物削減に取り組む。泡盛文化の継承と発信を目的としたイベントや蔵見学も積極的に実施。
Data
生産者:比嘉酒造有限会社
住所: 沖縄県中頭郡読谷村字長浜1061
創業:1948年(昭和23年)
TEL:098-958-2205
URL: https://www.zanpa.co.jp/ (比嘉酒造公式サイト)
URL:https://zanpa.okinawa/( 比嘉酒造公式通販サイト「残波オンライン」)
原料:タイ米、米麹(黒)
蒸留方式: 減圧蒸留(独自開発の蒸留器)
アルコール度数:25度
容量: 720ml(瓶)、1800ml(瓶、紙パック)
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