Woodford Reserve

伝統と革新が融合した滑らかで奥深いプレミアム・バーボン
『ウッドフォード リザーブ』は、香ばしいキャラメルやバニラの香りと、しっかりしたオークの風味が特徴的な洗練されたクラシックなバーボン。伝統的な製法を継承しつつ、現代的な洗練された味わいを追求しており、その複雑な香りと豊かな風味が高く評価されています。
最大の特徴は、ポットスチルによる三回蒸留。通常のバーボンは二回蒸留ですが、この手法によって驚くほどピュアな酒質となり、滑らかで奥行きのある味わいを実現しています。さらに、ライ麦比率の高いマッシュビル(穀物の配合比率)にすることで、バニラやキャラメルの甘みとスパイスの風味が絶妙に調和。ホワイトオーク樽での熟成により、トーストしたオークの香ばしさや、ドライフルーツ、ナッツの豊かな香りが重なり、飲むたびに異なる表情を楽しめます。
ウッドフォードリザーブ蒸留所は、ケンタッキー州でも最も歴史ある小規模蒸留所の一つであり、アメリカ合衆国の国定歴史建造物にも認定されています。その豊かな伝統と長い歴史が、このバーボンに深みと格調ある品質をもたらしています。
また1999年から、毎年5月にルイヴィル近郊のチャーチルダウンズ競馬場で開催されるケンタッキーダービーの公式バーボンとしても知られています。大会のオフィシャルドリンクは、「ウッドフォード
リザーブ」を使用したカクテル、ミントジュレップ。競馬場内外で販売され、当日だけで数万杯が消費されるほどの人気を誇ります。
■飲み方あれこれ!!
〇「ウッドフォード リザーブ」の豊かな風味を楽しむためのお勧めの飲み方をいくつか紹介します。
ストレート:
⇒そのまま飲むことで、バニラやキャラメルの甘み、スパイスの複雑なニュアンスをじっくり味わえる。
ロック:
⇒氷を加えることで少しずつ風味が変化し、よりなめらかな口当たりに。
少量の水割り:
⇒数滴の水を加えると香りが開き、より繊細なフレーバーが引き出される。
オールドファッションド:
⇒伝統的なカクテルで、ウッドフォード リザーブの奥行きある風味を楽しめる。
ハイボール:
⇒炭酸水で割ることで、爽やかで軽快な飲み口に。
どの飲み方でもウッドフォード リザーブならではの深い味わいを楽しめるはずです。
・ミントジュレップの作り方
〇ミントジュレップは、バーボンウイスキーをベースにした爽やかなカクテルで、ミントの爽やかさとバーボンのコクが絶妙に調和するカクテルで、暑い季節にピッタリ。
■ミントジュレップの基本レシピ 材料(1杯分)
・バーボンウイスキー:45ml
・ミントの葉:5〜10枚
・砂糖(またはガムシロップ):小さじ1〜2
・炭酸水または水:30ml(お好みで)
・クラッシュアイス:適量
■作り方
①グラスにミントの葉と砂糖を入れ、マドラーで軽く潰して香りを引き出す。
②バーボンウイスキーを加え、さらに混ぜる。
③ クラッシュアイスをたっぷり入れ、炭酸水または水を加える(お好みで)。
④軽く混ぜ、ミントの葉を飾って完成。
▶ウッドフォード蒸留所のこと
「ウッドフォードリザーブ蒸溜所」は、ケンタッキー州最古のバーボン蒸溜所の一つで、アメリカ合衆国の国定歴史建造物に指定されています。ケンタッキー州ウッドフォード郡に位置し、その歴史は1812年、米英戦争が始まった年にまで遡ります。エライジャ・ペッパーが小さな蒸溜所を設立したのが始まりです。
後に息子のオスカー・ペッパーが事業を引き継ぎ、1833年には蒸溜職人ジェームズ・クロウを雇いました。ジェームズ・クロウはサワーマッシュ製法を確立し、近代的な科学技術を導入しました人物で、後に「オールド・クロウ」というバーボンブランドを創設したことでも知られています。
1838年には、オールド・オスカー・ペッパー蒸溜所と命名。その後、1870年に蒸溜所はエドモンド・テーラーに売却され、近代的な蒸溜技術がさらに導入されました。エドモンド・テーラーは「オールド・テーラー蒸溜所」の創業者で、ケンタッキー州に複数の蒸溜所を所有する実業家でもあります。彼はバーボンの品質向上に尽力し、樽の品質や蒸溜技術の精度にこだわりました。また、1897年に「ボトルド・イン・ボンド法(※)」を制定し、業界の基準を大きく向上させた人物としても知られています。
1878年、ジェームズ・グラハムが蒸溜所を買収し、フランスのワイン商レオポルド・ラブローに権利の半分を売却しました。これにより、蒸溜所は「ラブロー&グラハム蒸溜所」と改名されます。1917年には、アメリカで禁酒運動が活発化し、アルコール業界全体が大きな影響を受け、多くの州で製造や販売を制限する法律が強化されました。その結果、蒸溜所は閉鎖を余儀なくされました。
禁酒法(1920~33年施行)廃止後の1934年に操業を再開しましたが、1941年にはジャック・ダニエルなどを所有するブラウンフォーマン社に買収されます。その後、第二次世界大戦を経て、閉鎖と操業再開を繰り返すことになります。1972年、バーボン不況の影響で蒸溜所は長期間閉鎖されましたが、1994年にブラウンフォーマン社が再び買収。1996年9月には蒸溜を再開しました。
この時に、スコットランドのフォーサイス社製の3台の銅製ポットスチル(単式蒸溜器)が導入されました。通常のバーボン製造では、コラムスチル(連続式蒸留機)で2回蒸溜するのが一般的です。しかし、ウッドフォードリザーブでは、単式蒸溜器を使い、「初留」(アルコール度数40%)、「後留」(同50〜55%)、「再留」(同79%)の3回蒸溜を行っています。さらに、初留釜は底が逆円錐形のデザインで、モロミを撹拌しながら蒸溜する仕組みとなっていて、焦げつきを防ぐ工夫がされています。
仕込水には鉄分を含まない天然水(ライムストーンウォーター)を使い、この石灰岩でろ過されたピュアな水が、フローラルなフレーバーを生み出します。発酵には昔ながらのイトスギ製の槽を使い、通常より長い6日間かけることで複雑な風味を引き出しています。マッシュビル(穀物の配合比率)は、コーン72%、ライ麦18%、モルト10%。ライ麦の割合が高く、スパイシーな味わいが特徴です。
酵母は創業時から受け継がれてきた蒸留所のオリジナルのもので、禁酒法の時代には冷凍保存されていたという。熟成には、自社で製造したアメリカンホワイトオークの新樽を、最高レベルであるチャー4(アリゲーター・チャーとも呼ばれる)まで焦がしたものを使用。貯蔵庫はライムストーン(石灰岩)で建造され、現存する最古の石造りの貯蔵庫で熟成される。
2003年には、現在の「ウッドフォードリザーブ蒸溜所」に改名されました。伝統的な製法を守りつつ、革新的な技術を採用し、歴史と職人技が息づくこの場所で、バーボンの伝統を象徴する存在といえます。
「ボトルド・イン・ボンド法(※)」とは?
〇「ボトルド・イン・ボンド法(Bottled-in-Bond Act)」は、1897年にアメリカで制定された法律で、特にバーボンなどの蒸留酒の品質を保証するための規制です。この法律は、ウィスキー業界の信頼性を高め、消費者に高品質な製品を提供することを目的としました。
端的に言うと、この法律に基づくウィスキーは、以下のような基準を満たしている必要がありました。
・1つの蒸溜所で造られること。
・1つの蒸留シーズン(春または秋)に製造されること。
・米国政府が管理する倉庫で4年以上熟成されること。
・アルコール度数は50%(100プルーフ)でボトル詰めされること。
この制度により、品質が保証されたウィスキーには「Bottled-in-Bond」とラベルが付けられます。エドモンド・ヘインズ・テーラーをはじめとする業界のリーダーたちが、この法律の制定に深く関与しました。
Data
蒸留所:ウッドフォード リザーブ蒸留所(ブラウン・フォーマン社)
所在地:Versailles,Kentucky
URL:https://www.woodfordreserve.com/
創業年:1878年
アルコール度数:43度
容量:750ml
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