オールドグランダッド80

Old Grand-Dad 80

スムーズな口当たりと力強い余韻

『オールドグランダッド80』は、アメリカンバーボンの中でも特に歴史と個性を持つブランドのひとつで、伝統ある製法とライ麦主体のマッシュビルによって、スパイシーで風味豊かな味わいを実現している。「オールド・グランダッド」というブランド名は、創設者であるベイゼル・ヘイドン・シニアに由来し、彼の孫であるレイモンド・B・ヘイデンがその業績を称えて命名した。

ヘイドンは、ライ麦の比率を高めたバーボン造りを推奨し、そのスタイルは今日まで受け継がれています。「オールドグランダッド80」は、アルコール度数40%(80プルーフ※)でボトリングされており、バーボン初心者にも親しみやすいスムーズな飲み心地が特徴です。

香りはキャラメルやバニラの甘みを感じながらも、ライ麦由来のスパイスがしっかりと主張し、オーク樽由来のウッディなニュアンスが奥行きを与えている。口に含むと、まずはハチミツやトフィーの甘みが広がり、その後に黒胡椒やシナモンのスパイシーさが現れ、複雑な味わいを楽しむことができる。余韻は比較的ドライでありながら、ほのかなキャラメルの甘さが心地よく残ります。

価格帯も手頃でありながら、しっかりとした歴史と個性を持つ「オールドグランダッド80」は、バーボン初心者から経験豊富な愛好家まで幅広く楽しめる一本。その伝統ある製法と、ライ麦主体のユニークなマッシュビルが生み出す風味の複雑さが、このバーボンの魅力を際立たせています。

・プルーフ(※)とは?

ウイスキー造りにおける「プルーフ」とは、アルコール度数を示す指標であり、蒸留や熟成の過程で重要な役割を果たします。主にアメリカで使われるこの基準では、プルーフ値はアルコール含有量の約2倍に相当します。

例えば、100プルーフのウイスキーは、50%のアルコールを含んでいるということです。プルーフは、ウイスキーが適切な濃度であることを保証するための基準としても使用されており、製造段階での品質管理において欠かせないものです。

また、味わいや香りを調整する際に、プルーフがその基準となることがあります。

■飲み方あれこれ!!

〇それぞれの飲み方で、香りや口当たりの変化を楽しむのがポイントです。

ストレート:

⇒そのまま飲むことでウイスキー本来の味わいを楽しめる。少量をゆっくり口に含み、香りを鼻から抜ける感覚を感じるのがおススメ。

ロック:

⇒氷を使うことで、徐々に変化する味を楽しめる。香りとともにまろやかさが増していくプロセスを堪能できる。

水割り:

⇒お好みの比率で水を加えることで、アルコール感が柔らかくなり、ウイスキーの隠れた味わいが引き立つ。

ソーダ割り:

⇒炭酸水と合わせると、爽やかさとキレのある味が生まれる。暑い日には特におススメ。

オールドファッションド:

⇒砂糖を少し入れたグラスにビターズとオレンジピールを加えれば、クラシックで奥深いカクテルが出来上がります。

ハイボール:

⇒ 炭酸水で割ることで食事にも合う軽めの一杯に。お肉料理との相性抜群です。

 

▶オールドグランダッドのこと

オールド・グランダッドは、1796年にベイゼル・ヘイデンによって創業された、ケンタッキー州発祥のバーボンブランドです。この年は、ジョージ・ワシントンが初代大統領を退任し、ジョン・アダムズが第2代大統領に就任するなど、アメリカが国家としての基盤を固め始めた時代です。

ベイゼル・ヘイデンは、バーボンのスタイルに大きな影響を与えた人物の一人で、ライ麦の比率を高めた独自のマッシュビル(穀物の配合比率)を採用し、スパイシーな風味を持つバーボンを生み出しました。この革新的な配合により、バーボンの味わいはより複雑で奥深いものとなり、多様な飲み手のニーズに応える存在へと進化していきました。こうした製法は現在も受け継がれ、「オールドグランダッド」の個性を形作る重要な要素となっています。

1796年にベイゼル・ヘイデンの孫レイモンド・B・ヘイデンがジ・オールド・グランダッド・ディスティラリー・カンパニーを創業。ブランド名の「オールドグランダッド(偉大なるおじいちゃん)」は、1882年にそのレイモンド・B・ヘイデンが祖父への敬意を込めて命名しました。その証として、ボトルのラベルにはベイゼル・ヘイデンの肖像画が描かれており、現在もブランドの象徴として広く親しまれています。

禁酒法時代(1920~1933年)、多くの蒸溜所が閉鎖される中で、「オールドグランダッド」は医療用ウイスキーとして販売を継続しました。これは、政府が医療目的でのウイスキー販売を許可していたためであり、ブランドの存続に大きく貢献しました。

長い歴史の中で、「オールド・グランダッド」は幾度となく所有者が変わりましたが、1987年にビーム社が買収し、ジムビーム蒸溜所での生産を開始しました。その後、2014年にはビーム社がサントリーに約160億ドル(約1兆6500億円)で買収され、大きな話題となりました。現在はサントリーグローバルスピリッツ社(旧ビームサントリー社)がブランドを所有し、ケンタッキー州のジムビーム蒸溜所で製造を続けています。

しかし、ライ麦比率の高い伝統の原料配合と酵母、そしてその製法は創業以来変わることなく受け継がれています。また、ボトルにはロットナンバーが印字されており、樽から直接ボトリングされる仕様になっています。これは品質管理のための工夫であり、バーボンの個性を最大限に引き出すためのこだわりの一つといえます。

Data

蒸留所:ジムビーム蒸溜所( サントリーグローバルスピリッツ社 旧ビームサントリー社)

所在地:Clermont, Kentucky

URL:https://www.suntory.co.jp/whisky/products/0000000071/0000003231.html (サントリー公式HP)

創業年:1796年(ジ・オールド・グランダッド・ディスティラリー・カンパニーの創業年)

アルコール度数:40度

容量:750ml

 

 

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