Jack Daniel's Black Label OLD №7

チャコール・メローイング製法が生む滑らかな味わい
『ジャック ダニエル ブラック OLD No.7』は、なめらかな口当たりと豊かな甘みが特徴のテネシーウイスキー。「チャコール・メローイング製法」によって生まれる独特の滑らかさに加え、バニラやキャラメルの芳醇な香りが広がり、バランスのとれた柔らかな味わいが楽しめる。1866年に創業したジャックダニエル蒸溜所で造られ、アメリカ初の政府公認蒸溜所として知られています。
「チャコール・メローイング製法」とは、蒸溜後の原酒をサトウカエデの木炭でゆっくりと濾過することで、雑味を取り除き、なめらかで奥深い味わいを生み出します。この工程により、バーボンとは異なる独特の風味を持つ「テネシーウイスキー」として分類されます。
ボディはミディアム・ヘヴィ。「その高い品質は長年にわたり数々の賞を受賞しています。バニラやキャラメルの甘さが際立ち、ほのかにスパイシーな余韻が続くのが特徴。ホワイトオーク樽で熟成されることで、樽由来の香ばしさとコクが加わり、飲みやすさと深みのバランスが絶妙に保たれています。
「テネシー・ティ」とも称され、バランスの取れた味わいが魅力で、初心者にもおススメ。ウイスキーに馴染みがない方でも飲みやすく、迷ったときの一本として最適。飲み方も幅広く、ロックやストレートはもちろん、コーラやジンジャーエールで割る「ジャックコーク」も人気です。世界中のミュージシャンや映画の登場人物にも愛され、アメリカンウイスキーを象徴する存在として確固たる地位を築いています。
・「No.7」の意味?
ジャック ダニエルのラベルに記された「No.7」の意味は謎に包まれており、さまざまな説が語られています。その中には、ジャックがテネシーで随一の人気者であり、恋人の数が7人だったことに由来するのではないかということが、まことしやかに語られています。
■飲み方あれこれ!!
〇「ジャック ダニエル・ブラック OLD №7」はどんなシーンでも楽しめるウイスキーですが、いくつかおすすめの飲み方を紹介します。
ストレート:
そのまま飲むことでウイスキー本来の風味とテネシーウイスキー特有の滑らかさを堪能できます。少量ずつ、じっくり味わってください。
ロック:
大きめの氷を使うと、冷たさが心地よく、味わいがゆっくりと変化します。香りや甘みの違いを楽しむのにピッタリ。
クラッシュアイスでのサーブ:
暑い日には、クラッシュアイスをグラスにたっぷり入れてジャックダニエルを注ぐと爽快感抜群です。
カクテル:
例えば「ジャックアンドコーラ」は定番中の定番。ジャックダニエルの甘さとコーラの炭酸が絶妙なバランスで楽しめます。
シンプルな飲み方からカクテルまで、自分の気分や季節に合わせて試してみると、新しいお気に入りの楽しみ方が見つかるかもしれませんね!
▶ジャックダニエル蒸溜所のこと
ジャック ダニエル蒸溜所は、アメリカ・テネシー州ムーア郡リンチバーグにある歴史ある蒸溜所。 創業者のジャスパー・ニュートン・“ジャック”・ダニエル(通称ジャック・ダニエル)は1850年に生まれた。 貧しい家庭で育った彼は、わずか7歳のときにルター教会の牧師ダン・コールが経営する地元の蒸溜所で働き始めます。 そして1863年、13歳という若さでその運営を任されました。

16歳頃になると、ジャックは熟成させたウイスキーを陶器のジャグ(取っ手付きの広口の水差し)に入れ、販売を始めました。 1866年には、リンチバーグの現在の場所に新しい蒸溜所を建設し、アメリカで初めて政府公認の蒸溜所として登録されます。こうして、ジャック
ダニエル蒸溜所が正式に誕生しました。
ところがムーア郡は「ドライ・カウンティ(禁酒郡)」に指定されており、一般の酒類販売が禁止されています。そのため、蒸溜所以外では酒を購入したり飲んだりすることができません(蒸溜所のツアーには試飲付きのオプションがあり、特定のツアーではジャック
ダニエルのウイスキーを味わうことができます)。
単独銘柄で売上世界一を誇る「ジャック ダニエル」が、この禁酒郡で造られているというのは何とも不思議な話です。しかし、ジャックがこの地を選んだのには理由がありました。それは、蒸溜所の敷地内に湧き出る「ケーブ・スプリング・ウォーター」の存在でした。この湧水は、石灰岩の地層を通って濾過されるため鉄分を含まず、ミネラルが豊富に含まれています。ウイスキー造りには理想的な水であり、味わいを深くなめらかに仕上げる重要な要素となっています。
アメリカンウイスキーは、原材料の51%以上にトウモロコシを使用することが義務づけられています。ジャック ダニエルのマッシュビル(原料比率)は、トウモロコシ80%、ライ麦8%、大麦麦芽12%。この高いトウモロコシの割合が、ジャック
ダニエルの優しい甘味を生み出す大きな要因となっています。
当時からこの地域の蒸溜所では、蒸留したての原酒をサトウカエデ(シュガーメイプル)の木炭で濾過する「チャコールメローイング製法」が行われていました。ジャック
ダニエルもこの伝統的な手法を取り入れました。ジャック ダニエル蒸溜所では、炭をびっしりと詰めた高さ3mの濾過槽に原酒を8~10日かけてゆっくりと通します。この工程により、ウイスキーの雑味が取り除かれ、滑らかでまろやかな味わいが生まれます。熟成に使われるオーク樽は、ルイヴィルのブラウン・フォーマンクーパレッジで製造され、強めに焦がされたものを使用しています。

バーボンとテネシーウイスキーの違いはわずかですが、いくつかの重要な要素があります。バーボンは特定の生産地に縛られませんが、テネシーウイスキーはテネシー州で造られることが必須条件です。さらに、テネシーウイスキーには「チャコールメローイング製法」が義務付けられており、この工程によって独特の滑らかな味わいが生まれます。この独自の製法により、ジャック
ダニエルのウイスキーはバーボンとは異なる「テネシーウイスキー」として確立されました。
「IT'S NOT SCOTCH. IT'S NOT BOURBON. IT'S JACK.」は、ジャック ダニエルのブランドを象徴するキャッチフレーズであり、スコッチでもバーボンでもない、唯一無二の「テネシーウイスキー」であることを強調しています。
1904年、ミズーリ州セントルイスで開催された万国博覧会で、「ジャック ダニエル OLD No.7」が金賞を受賞し、世界的な評価を得ました。1911年に創業者ジャック・ダニエルが亡くなる(※)と、事業は甥のレム・モトローが引き継ぎます。しかし、1920年にアメリカで禁酒法が施行されると、蒸溜所は閉鎖を余儀なくされました。
禁酒法が1933年に撤廃されると、蒸溜所は再建され、1957年にはケンタッキー州に本拠地を置く大手酒造メーカー、ブラウン・フォーマン社に買収されます。それでも、製法やマッシュビル、仕込水など伝統的な工程は変わることなく受け継がれてきました。
ブラウン・フォーマン社のもとで事業拡大とブランド強化が進められ、1972年にはジャック ダニエル蒸溜所がアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定され、その歴史的価値が認められました。2016年には創業150周年を迎え、世界中のファンに祝福されました。現在も、ジャック
ダニエル蒸溜所は伝統的な製法を守りながら、さらなる進化を続けています。
・創業者ジャック・ダニエルが亡くなる(※)
ジャック・ダニエルは、ある朝、金庫の暗証番号を思い出せずに苛立ち、怒りに任せて金庫を蹴りました。その際に足を負傷し、そこから敗血症を発症。最終的に命を落とすことになったと言われています。激昂しやすい人だったようですね。
Data
蒸留所:ジャックダニエル蒸溜所(ブラウン・フォーマン社)
所在地:Lynchburg,Tennessee
URL:https://www.jackdaniels.com/ageGate
創業年:1866年
アルコール度数:40度
容量:50ml(ミニボトル)、200ml、350ml、700ml(標準)、1000ml、1750ml、3000ml
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