Evan Williams Black Label

なめらかな口当たりと長い余韻
『エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル』は、バニラやミントの爽やかな香りと、黒砂糖やキャラメルの深い味わいが楽しめる高コスパなバーボンで、世界第2位(1位:ジムビーム)の販売量を誇る同ブランドのスタンダードボトル。このクラスでは、3~4年という熟成期間のものが多いが、本品はそれよりも長い5~8年熟成の原酒をブレンドしたミディアムボディで、香ばしい香りとパワーのあるコクを持ち、なめらかな口当たりも特徴的で長い余韻が楽しめる。
ブランド名となっている「エヴァン・ウィリアムス」とは、“バーボンの始祖”とも呼ばれている人物(これを裏付ける確かな史料は残っていないため、事実かどうか定かではありません)。
「エヴァン・ウィリアムス」は、ケンタッキー州ルイビルの美しい自然に囲まれたヘヴンヒル・バーンハイム蒸留所で造らている。この他にも「エライジャ・クレイグ」や「エズラ・ブルックス」、それに日本でも人気の「I.W.ハーパー」なども造られている。
この地は特に、ケンタッキー州のライムストーンウォーター(カルシウム成分が豊富な硬水)が豊富に流れる地域で、バーボン製造に欠かせない要素となっている。蒸留所の近くには穀物農家が多くあり、これらの農家から原料となるトウモロコシが供給されている。
また、ヘヴンヒル・バーンハイム蒸留所は観光地としても人気があり、蒸留所ツアーやバーボンの試飲が楽しめる施設も整備されている。歴史的な展示物や工場内のガイドツアーが行われるバーボンヘリテージセンターがあり、バーボンファンにとって魅力的な場所となっている。
最高品質のトウモロコシ(使用率78%)、ライ麦、大麦を使用して造ったマッシュ(発酵させた穀物の混合物)に、前回の蒸留で残った残留液を新しいバッチに加えるサワーマッシュ製法を採用。ライムストーンウォーターは糖化しにくい弱アルカリ性のため、酸性の廃液を加えることで糖化環境を整えるのがその目的である。熟成にはアメリカン・ホワイトオークの内側を焦がした新樽(チャー4)を使用。このことによりバニラやキャラメルの香り、滑らかな口当たりと豊かな風味ウイスキーに与えている。
飲み方としては、
ストレートにすると、まろやかな甘さと香りがしっかり感じられるから、そのまま飲むと風味をダイレクトに楽しめる。バニラや黒砂糖の香りが広がる。飲む前に少しだけグラスを温めると、香りがさらに引き立つ。ロックでは、氷と一緒に飲むことで甘さと香りが楽しめる。
ハイボールにすると、炭酸水で割るとスッキリした飲み口で爽やかな味わいに。食中酒としてもピッタリ。また、コーラ割りにするのも面白い。コーラとの相性も抜群で、飲みやすくなりウイスキーが苦手な方にもおススメ。
さらにおススメなのが「オールドファッション」。作り方は、角砂糖にアロマティックビターズを浸し少量の水で溶かし、そこに「エヴァン・ウィリアムス
ブラックラベル」を注ぎ氷を加えてステアする。オレンジの皮やチェリーを添えると、本格的なカクテルが楽しめる。
・ヘブンヒル・ディスティラーズ社のこと
ヘブンヒル・ディスティラーズ社は、アメリカのケンタッキー州バーズタウンに本社を置き、シャピラ兄弟によって1935年に創業された。1920年から1933年まで施行された禁酒法が廃止された後、ウイスキー市場が再び活気づく中、新しい蒸溜所を設立することを決意した。
設立当初、ヘブンヒルは地元の農家から原材料を調達し、ケンタッキー州のライムストーンウォーターを使用し、伝統的なバーボンウイスキーの製法を守りながら、ウイスキーを製造していました。
彼らの目標は、高品質で独自の風味を持つバーボンウイスキーを提供することで、「エヴァン・ウィリアムス」や「エライジャ・クレイグ」などのブランドは、すぐに人気を博し、ヘブンヒルは急速に成長しました。
しかし、1996年に落雷が原因の大規模火災に見舞われ、ヘブンヒルは9万2,000樽ものウイスキーを失うという大打撃を受けました。幸いにも死傷者は出ませんでしたが、アメリカのウイスキー業界全体にも大きな影響を与えました。
この困難を乗り越えるために、ブラウンフォーマン社のアーリータイムズ蒸留所(現ブラウンフォーマン蒸留所)の生産施設の一部を借用して生産を継続、その後1999年にルイヴィルにあるUDV社(現ディアジオ社)のバーンハイム蒸溜所を買収し移転する。この移転により、生産能力は大幅に向上し、現在では1日に1,300バレルのウイスキーを生産している。ただし、ただし熟成に関してはヘブンヒル社の本社があるバーズタウンの、丘の上の熟成庫で行われている。
ヘブンヒルは、伝統的な製法を守りながらも革新を続け、さらにヘブンヒルは環境保護にも積極的に取り組んでおり、持続可能な生産方法を採用しています。
また、ヘブンヒルは観光施設「ヘブンヒル・バーボン・エクスペリエンス」を運営しており、訪問者は蒸溜所ツアーや歴史的展示物を楽しむことができます。これにより、ヘブンヒルは地元経済にも貢献しており、観光客にとって魅力的な名所にもなっています。
彼らのウイスキーは、世界中の愛好者に愛されており、その独自の風味と品質は多くの受賞歴を誇っている。ヘブンヒルの成功は、今も続く家族経営による献身と、ウイスキーへの情熱が生み出したものと言えるだろう。
・ヘブンヒル社の主要商品は?
ヘブンヒル・ディスティラーズ社の主な製品には、以下のようなバーボンウイスキーがあります。
エヴァン・ウィリアムス (Evan Williams): アメリカンウイスキーの祖と呼ばれる人物の名前を冠したボトルで、ヘブンヒルの代表的なブランド。
エライジャ・クレイグ (Elijah Craig): バーボンウイスキーの発明者とされるエライジャ・クレイグ牧師の名前を冠したブランド。
エズラ・ブルックス (Ezra Brooks): ヘブンヒルが製造するバーボンウイスキーの一つで、豊かな風味が特徴。
I.W.ハーパー (I.W. Harper): ヘブンヒルが製造するもう一つの有名なバーボンウイスキー。
オールド・フィッツジェラルド (Old Fitzgerald): ヘブンヒルが製造するプレミアムバーボンウイスキーの一つ。
Data
蒸留所:ヘヴンヒル蒸溜所(ヘブンヒル・ディスティラーズ社)
所在地:Bardstown,Kentucky
URL:https://www.bacardijapan.jp/products/brands/evan-williams/(バカルディ・ジャパン公式サイト)
創業年:1783年
アルコール度数:43度
容量:750ml
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