Appleton Estate Rare Cask 12 Years
2026.02.07
熟成ラムの魅力を凝縮した贅沢な一滴
『アプルトン・エステート レアカスク12年』は、ジャマイカを代表する老舗蒸留所が手がける熟成ラムの中でも、特に“深み”と“構造”を重視して仕上げられた一本です。
①原料となるサトウキビの個性、
②銅製ポットスチルによる力強い蒸留、
③そしてトロピカルエイジングがもたらす急速かつ濃密な熟成
——その三要素が見事に結びつき、豊かな香味の層を生み出しています。
まず特徴的なのは、南国の気候で12年以上熟成された原酒が持つ濃縮感です。ジャマイカの高温多湿環境では熟成が早く進むため、同じ年数でも他地域とはまったく異なる密度と複雑さが生まれます。樽由来のバニラ、キャラメル、トースト香に加え、黒糖やドライフルーツ、オレンジピールのような甘やかなニュアンスが重なり、さらにスパイスやウッディな余韻が長く続きます。
また、「アプルトン・エステート」が伝統的に用いるポットスチル原酒は、骨格のしっかりした味わいを形成し、ブレンド全体に厚みと存在感を与えています。これにより、甘さだけに寄らず、ラムとしての力強さと複雑さが両立したスタイルが確立されています。
■飲み方あれこれ!!
ストレート:
グラスに少量注ぎ、常温で香りを立ち上げる。ゆっくりと口に含み、樽香とスパイスの層を確かめながら味わう。
ロック:
大きめの氷を入れたグラスに注ぎ、温度変化で甘みとウッディさが開く過程を楽しむ。
ラム・オールドファッションド:
砂糖少量をビターズで溶かし、ラムを注いでステアし、オレンジピールを軽く絞って香りを添える。
▶「アプルトン・エステート蒸留所」のこと
「アプルトン・エステート蒸留所」は、ジャマイカのラム文化を語るうえで欠かせない存在であり、その歴史は18世紀にまでさかのぼります。蒸留所が位置するナッソー・バレーは、肥沃な土壌と豊かな水源に恵まれ、サトウキビ栽培に理想的な環境として知られてきました。この地でラム造りが始まったのは1749年とされ、カリブ海地域でも最古級の歴史を持つ蒸留所のひとつです。長い年月の中で所有者や設備は変わりながらも、ラム造りの核心となる哲学と技術は受け継がれ、ジャマイカを代表するブランドとして世界的な評価を築いてきました。
「アプルトン・エステート蒸留所」の特徴のひとつは、原料から熟成までの工程を一貫して自社で行う“エステート・ラム”の伝統を守っている点です。自社農園で育てたサトウキビを使用し、発酵には独自の酵母を用いることで、アプルトン特有の芳醇で複雑な香味を生み出しています。発酵後の蒸留には銅製ポットスチルが用いられ、これがジャマイカラムらしい力強いボディとエステル由来の華やかな香りを形成する重要な要素となっています。ポットスチル原酒は一般的な連続式蒸留よりも個性が強く、アプルトン・エステートのラムに深い骨格と存在感を与えています。
さらに、ジャマイカの高温多湿な気候で行われる“トロピカルエイジング”も大きな特徴です。蒸留所の熟成庫では、樽の中で原酒が急速に熟成し、バニラ、キャラメル、スパイス、柑橘の皮のような複雑な香りが濃縮されていきます。寒冷地域での熟成に比べ、同じ年数でも香味の密度が格段に高くなるため、アプルトンの熟成ラムは豊かな奥行きと長い余韻を備えています。また、熟成後のブレンドを統括するマスターブレンダーの存在も重要(※)で、長年にわたり品質とスタイルを守り続ける職人の技が、ブランドの信頼性を支えています。
⇒マスターブレンダーの存在も重要(※)
〇アプルトン・エステートのラムは、長年にわたり Joy Spence(ジョイ・スペンス)が品質を統括してきたことでも有名です。彼女は世界初の女性マスターブレンダーとして知られ、特に 51年熟成の“The Source” など、歴史的なリリースを手がけています。
総じて、「アプルトン・エステート蒸留所」は、ジャマイカの自然環境、伝統的なポットスチル蒸留、自社農園による一貫生産、そしてトロピカルエイジングという要素を組み合わせ、唯一無二のラムを生み出してきた歴史的な蒸留所です。そのラムは、力強さとエレガンスを併せ持ち、世界中の愛好家から高い評価を受け続けています。
▶「アプルトン・エステート蒸留所」」の歴史(年表)
1749年:
ナッソー・バレーの地でラム造りが始まった(※)とされる年で、同地における蒸留の歴史が公式に確認できる最古級の記録とされる。
⇒ナッソー・バレーの地でラム造りが始まった(※)
〇この地は、1655年にイギリスがジャマイカを植民地化した際にフランシス・ディキンソンへ与えられた土地が起源とされ、当初はサトウキビ農園として発展。その後、「アプルトン・エステート蒸留所」が1749年に最初の蒸留したと記録されており、ジャマイカで最も古く、かつ 現在も操業を続ける最古級のラム蒸留所として知られています。ナッソー・バレーの独特の地形と石灰岩層の水源が、ラム造りの基盤となってきました。
18世紀後半:
サトウキビ農園として発展し、蒸留設備の拡充が進む。ジャマイカ産ラムの基礎となる生産体制が整えられていく。
19世紀前半:
銅製ポットスチルの導入が進み、現在のジャマイカラムの特徴である力強いボディとエステル香のスタイルが確立され始める。
19世紀後半:
農園と蒸留所の一体運営が強化され、サトウキビ栽培から蒸留までを自社で完結させる“エステート・ラム”の伝統が確立する。
1910年代:
蒸留所の設備が近代化され、熟成庫の拡張が行われる。樽熟成の重要性が高まり、品質向上が進む。
1940年代:
ブランドとしての国際展開が本格化し、ジャマイカラムの代表格として世界市場で認知され始める。
1980年代:
マスターブレンダー制度が強化され、熟成原酒の管理とブレンド技術が体系化される。品質の一貫性が大きく向上する。
1990年代:
長期熟成ラムのラインナップが拡充され、プレミアムレンジの評価が高まる。観光地としての蒸留所見学も整備される。
2000年代:
トロピカルエイジングの価値が国際的に注目され、ジャマイカの気候を活かした熟成哲学が世界のラム愛好家に広く認知される。
2010年代以降:
歴史的な製法を守りつつ設備を更新し、持続可能な農園運営や品質管理を強化。伝統と革新を両立する蒸留所として世界的評価を確立(※2)する。
⇒伝統と革新を両立する蒸留所として世界的評価を確立(※2)
〇2012年、イタリアの カンパリグループがアプルトン・エステートを含む複数ブランドを買収。この買収は10年以上にわたる交渉の末に成立したもので、ジャマイカラムを世界的なプレミアムカテゴリーへ押し上げる大きな転換点となりました。
Data
生産者:アプルトン・エステート蒸留所(カンパリグループ)
生産地: ジャマイカ・セントエリザベス教区・ナッソー・バレー
創業:1749年
URL: https://www.appletonestate.com (アプルトン・エステート蒸留所公式サイト)
原料:サトウキビ(自社畑で収穫)、蒸留所内の天然の超軟水(石灰岩層を通った水)、独自培養酵母
蒸留方式: 銅製ポットスチルとコラムスチルによる併用蒸留
アルコール度数: 43%
容量:750ml(瓶)
【広告】楽天/日本酒通販
【広告】Amazon/日本酒通販
・ご指定以外の商品も表示されます。
・お酒は二十歳になってから。