Hibiki Japanese Harmony

五感に響く雅なるハーモニー
『響 JAPANESE HARMONY』は、サントリーが誇るプレミアムブレンデッドウイスキー「響」シリーズの中でも、より親しみやすく洗練された一本です。山崎・白州・知多といった複数の蒸溜所から厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を、10種以上ブレンド。アメリカンホワイトオーク、シェリー樽、ミズナラ樽など多彩な熟成樽を用いることで、繊細かつ奥行きのある味わいを実現しています。
香りはフローラルで華やか、アプリコットやローズマリー、ほのかなスモークが調和し、口に含むとアーモンドやドライフルーツ、ヌガーのような甘みが広がります。フィニッシュにはスパイスやチョコレート、ローストナッツの余韻が長く続き、まさに「調和(ハーモニー)」の名にふさわしい構成美を感じさせます。
ボトルデザインは24面カットで、日本の「24節気」と「一日の24時間」を象徴。時間と自然の移ろいを映し出すその姿は、味わいとともに日本文化の美意識を体現しています。日常に寄り添いながらも、特別なひとときを演出するウイスキーです。
■飲み方あれこれ!!
〇「響 JAPANESE HARMONY」は繊細で華やかな香味ゆえに、飲み方によってさまざまな表情を見せてくれます。
ストレート:
原酒の個性とブレンドの妙をダイレクトに感じられる王道の飲み方。香りの立ち上がりと余韻をじっくり楽しめます。
トワイスアップ(水1:ウイスキー1):
常温の水で割ることで香りが開き、隠れていたニュアンスが際立ちます。テイスティングにも最適。
ロック:
氷が溶けるにつれて味わいが変化。まろやかさと奥行きが増し、ゆったりとした時間にぴったり。
ハーフロック(少量の氷):
冷たさと香味のバランスを保ちつつ、繊細な風味を損なわずに楽しめます。
水割り(1:2〜2.5):
食中酒としても優秀。フルーティーな香りが引き立ち、飲みやすさが増します。
ハイボール(1:3〜1:4):
炭酸の爽快感と華やかな香りが調和。レモンピールを添えると、さらに香りが引き立ちます。
ホットウイスキー:
寒い季節におすすめ。80℃前後のお湯で割り、シナモンや柑橘の皮を加えると香りがふくらみます。
▶「ブレンデッドウイスキー響」のこと
「響」は、1989年にサントリー創業90周年を記念して誕生した、日本を代表するプレミアム・ブレンデッドウイスキーです。その開発には、創業者・鳥井信治郎の「日本人の感性で世界に通じるウイスキーを」という理念が色濃く反映されており、息子の佐治敬三のもとで構想が進められました。
「響」の最大の特徴は、山崎蒸溜所・白州蒸溜所のモルト原酒と、知多蒸溜所のグレーン原酒を中心に、30種以上の長期熟成原酒をブレンドしている点にあります。これにより、シングルモルトでは表現しきれない複雑さと調和を実現。まさに“交響曲(シンフォニー)”のような味わいが生まれました。
初代「響17年」は、ブラームスの交響曲第1番第4楽章をイメージしてブレンドされ、ラベルの「響」の文字は書家・荻野丹雪による揮毫。ボトルは日本の「24節気」と「一日の24時間」を象徴する24面カットで、味わいだけでなく視覚的にも日本文化を体現しています。
その後、「響21年」「響30年」などの長熟ラインが登場し、世界的な品評会で数々の賞を受賞。2000年代以降はインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)やワールド・ウイスキー・アワード(WWA)などで最高賞を獲得し、世界におけるジャパニーズウイスキーの地位を確立しました。
2015年にはノンエイジの「響 JAPANESE HARMONY」が登場。原酒不足の影響を受けつつも、ブランドの哲学を継承しながら新たなファン層を獲得しています。「響」は今なお、匠の技と日本の美意識が響き合う、ブレンデッドウイスキーの最高峰として世界中で愛され続けています。
▶「ブレンデッドウイスキー響」の歴史(年表)
1989年:
サントリー創業90周年を記念して「響17年」発売。長期熟成モルト30種以上をブレンド。
2004年:
「響21年」がISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)金賞受賞。
2005年:
「響17年」「響21年」が国際コンペで金賞を受賞。
2007年:
「響30年」がWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)で「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」受賞。
2009年:
「響50.5」終売。冷却濾過・加水なしの高アルコール仕様。
2010年:
「響12年」がIWSCとISCで金賞受賞。
2013年:
「響メロウハーモニー」発売。30年超の原酒をブレンドした限定品。
2015年:
「響ジャパニーズハーモニー」発売。ノンエイジでエントリーモデルに。
2015年2月:
「響12年」終売。
2016年:
「響21年」が伊勢志摩サミットで提供される。
2018年7月:
「響17年」出荷終了。原酒不足のため。
2018年9月:
「響ブレンダーズチョイス」発売。平均15年熟成のノンエイジ。
2021年:
「響ブロッサムハーモニー」シリーズ開始。毎年数量限定で発売。
■「響17年」ハリウッドに登場
〇映画『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)で「響17年」が登場。主人公ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)がCM撮影で「For relaxing
times, make it Suntory time(リラックスしたい時は、サントリーとともに……)」と語るシーンは、世界中のウイスキーファンに「響」を印象づけました。
・シーンの概要
主人公は、かつての人気を失ったハリウッド俳優で、サントリー「響17年」のテレビCM撮影のために来日します。撮影現場では、監督が日本語で熱く演出指示を出し、通訳がそれを極端に簡略化して英訳。ボブは戸惑いながらも、カメラに向かって「For
relaxing times, make it Suntory time」と繰り返し言わされます。
「For relaxing times...」というフレーズは、ウイスキーの持つ“くつろぎ”のイメージを伝える広告コピー。しかし、ボブの表情や演技からは、異国での疎外感や空虚さがにじみ出ています。監督の情熱と通訳のズレ、そしてボブの困惑が、“翻訳では伝わらないもの”を象徴しています。
Data
発売元:サントリーホールディングス
所在地:大阪府大阪市北区堂島浜2丁目1番40号(大阪オフィス)
URL:https://www.suntory.co.jp/whisky/hibiki/(サントリー公式HP)
発売年:1989年(響17年)
原酒:モルトウイスキー(山崎蒸留所、白州蒸溜所)、グレーンウイスキー(知多蒸留所)
アルコール度数:43度
容量:700ml
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